「どんでん返し作品の見方。。」ユージュアル・サスペクツ かつさんの映画レビュー(感想・評価)
どんでん返し作品の見方。。
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どんでん返しモノの傑作と言われるこの作品ですが、個人的にはまあまあといった印象でした。これはひとえに僕のサスペンス作品の見方が悪いんです。なんというか、「ネタバラシの前に見破ってやるぞ!」とか、「騙されないぞ!」と意気込んで見てしまうから、あらゆる登場人物が黒幕じゃないかと一度は想像してしまう。それは決して「真相を見破った」んじゃなく、「なんとなくぽいかも」と思う程度。。だから、黒幕が発覚しても騙された感が薄くなってしまうんですよねぇ。。おんなじような人いないかなぁ笑
この作品でも、キートンであれ、キントであれ、一度は鑑賞中に黒幕と疑ってしまう。ただ、そういう意味では、この作品の二重の返しはなかなか良かったです。
ただ、キントがカイザーソゼとした場合、最後の船上での展開に疑問が、アルトゥールが撃たれた直後のシーンでキントは船外にいた。キートンが撃たれるシーンでも船外から見ているシーンがあった。あれらのシーンは、そもそもキントの想像だったということなのでしょうか。冒頭の船上での展開と最後の船上での展開に違いがあったのはそういうことなのかな。でも、あれがキントの都合のいいイメージ展開だったら、ちょっと反則なような。。どこからウソ(キントのイメージストーリー)だったのか。そもそも、最初から事実じゃなかったのか。作品の根底から疑わしくなってしまいました。
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