「完全に騙された」ユージュアル・サスペクツ ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)
完全に騙された
完全に騙されました。「騙された!」というレビューを幾つか読んでいて、そのつもりで観始めたので、自分は見破れる自信に満ち溢れていましたが、見事に乗せられました。悔しい。
全てが伏線になっています。会話だけでなく、映像も。例えば『ミッション:インポッシブル(1996)』では、ナイフが物語の重要な鍵の一つになっていました。本作は、ほぼ映像の中に全てが隠されていると言っても過言ではありません。
文字通り、ラストのための105分。逆に言うと、それまでは少し退屈に思えるかもしれません。決して綺麗な画ではないので。
クリストファー・マッカリーの脚本は、古き良きアメリカ映画の雰囲気があって好きです。
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