劇場公開日 1969年6月21日

「小娘がかき回す西部劇」勇気ある追跡 うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 小娘がかき回す西部劇

2025年9月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

馬を買う為に出掛けた農場主がカードで負けた腹いせに銃を出す輩トムを制止するも雇い主を撃ち殺す輩トム。
撃って逃げるトムの表情が普段から厄介事しか起こさない輩の面をしているのが印象的。
父親の訃報を聞いた娘が荒くれ保安官や胡散臭い馬の売人たちを相手にガンガン本音をぶつけていく。
オジサンたちもお前なんか若いだけが取り柄で美人って訳じゃねぇと負けてないけど、終始優しい(笑)

しかし何だろう、父親の敵討ちとは言え、正論でアウトローと渡り合うのは無理である。例え保安官と契約したとは言え、証拠もクソもない所で正論など役に立たない。だから殺されるか何かされると思っていた。
ところがアウトローにも仁義を守るような態度があり、小娘をしばく程度はするものの、小娘を襲ったり殺そうとしない。
輩のトムは別格ながら、他の連中は違う様子でアウトローなりの信義が守られるのが驚きだった。
終盤、小娘の達者な口は現実に合わなくなりちょいイライラした。毒蛇に咬まれた時もこれでちっとは現実の厳しさが分かるだろうと思ったが、主役のジョン・ウェインの大活躍であっさり終わってしまう。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)