屋根の上のバイオリン弾きのレビュー・感想・評価
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タイトルなし
「Then you love me!」
「I suppose I do.」
「And I suppose I love you too❤」
「とても政治的な話だ」とパーチェクは語りだす。
「何?」とホーデルは聞き返す。
「結婚の話さ。」
と真面目に言葉を繋ぐ。
「男と女の関係だって社会経済が基盤だ。結婚は相互の信念に依存してるべきだ。社会に対する共通の哲学に」
「愛情は、どうなるの」
「それも、もちろん必要だよ」として続ける。
「その様な関係は社会的に価値がある2人が結束して連帯して世界に立ち向かうなら。」
「愛情はどうなるの」とホーデルは迫る
「とにかく、僕はその様な社会的関係を打ち立てたい❤」
と言う事。
バルビゾン派の画家
ジャン=フランソワ・ミレーの『晩鐘』(ばんしょう)見たいな大地。
パステルナークのドクトル・ジバゴ
そして
ヴィットリオ・デ・シーカの「ひまわり」
なんだけど「とうもろこし」の大地
でも、セルゲイ・エイゼンシュテインの「戦艦ポチョムキン」なんだよね。
この映画がアカデミー賞を取れなかった理由は簡単。1971年の中東情勢と
1972年のミュンヘン事件にあるのかも。
また、ある意味、この話は現代に繋がっていて、まさに人間の愚かさを描いている。
僕は傑作だと再認識した。
二回目の鑑賞。
ミュージカルの金字塔⭐️
再映画化のニュースを知り、又見たくなって引っ張り出してきました。
この映画よく出来ているんですよね。
舞台も50周年ということで再演されていたようで、
その流れで映画化の話が出たんでしょう。
生真面目に伝統を重んじてきた父親が次々と娘たちの結婚話に振り回される。
特に親世代の支持を集めたようで、sunrise,sunset ヒットしましたね。
若かったので💦もっぱら tradition とか to life とかがお気に入りでしたが。
曲も素晴らしかったし、配役も脇に至るまでピッタリのイメージで、
本当に完成度が高かったので、再映画化と聞いても?となります。
確かにテンポがゆっくりに感じたり、シーンによっては座りが悪いところもあるし、
そして曲が沢山あるせいか、3時間というのは長すぎかな、とか。
もしリメイクされるのなら変えようはありそうですね。
「サウンド・オブ・ミュージック」がリメイクされないのと同様、
この映画のリメイクは不安もありつつ、楽しみでもあります。
小ネタですが、映画化の時、長女役の俳優にバーブラ・ストライサンドが
候補に上がっていたそうです。
そう言われてみればツァイテル役の俳優、ストライサンドに似てますね?
映像的にはものすごく地味な色調で、内容もちょっと難しいのに
よくこんなにヒットしたと思いますが、いい作品でした。
私達は何故、平和と悲劇を繰り返すのか
原作者はウクライナ出身 話の舞台はウクライナの架空の村アナテフカ
昔々、塾をさぼって入った映画館でやってたのがこの映画でした。「サンライズ サンセット」がこのミュージカルの音楽と初めて知り、ロシア系ユダヤの人達の話なんだとわかりました。あまりに感動したのでビデオを親に買ってもらって何回も見ました。有名なミュージカルであることもわかり、森繁久弥がテビエを演じる舞台(帝劇?)に母や妹と何度も見に行きました。テビエを演じる役者さんは世代交代していきます。全部は見てませんが倍賞千恵子さん演じる次女役は絶品で彼女の歌声は今でも心に残っています。
私にとって、舞台にひけをとらずなおかつ映画ならではの良さが生きている一番のミュージカル映画がこれです!映画館に途中入場(昔はまるでOKだった)した時は"Tradition"の場面で、映像と音楽の迫力に畏敬の念と怖さを覚えました。3人の娘が上から順にそれぞれ父親に結婚の許可(だんだんと意思表示、報告となっていくところが面白い)を願うとき、テビエが自問自答する場面、これも映画ならではでした。テビエが前面で独り言。娘と彼氏は遠景で停止状態。テビエが妻に語りかける場面の歌詞も映画だからこそ今でもメロディー付きで覚えています。"Do you love me?" --- "Do I love him?" 妻も自問自答しています。
自問自答のシーンの重要さが映画では際立っています。テビエだけでなく、ユダヤの文化や伝統の中の変革と世代交代が自問自答されていることが示唆されているからです。これがこの映画の素晴らしい、多分、当時の新しさだったんだと思います。
長女の結婚式の場面、家の入り口へのキス挨拶、ユダヤの踊り、ロシアから強制退去を命令され家を出る直前でも家の掃除をする妻など印象深いシーンと美しい音楽と歌が沢山、シャガールの絵も思い出してしまうし、本当に素晴らしい映画です。
中途半端で残念
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