野生のエルザのレビュー・感想・評価
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よく撮れたなあ
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ジャングルで人を殺したライオン夫婦が射殺される。
その子供を可哀想に思って連れて帰って育てた夫婦の話。
大きくなって来て迷惑になったので動物園送りにされかけるが、
嫁が拒否って野生に帰すとか言い張り、奇跡的に成功。
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ライオンがイボイノシシに負けるシーンとか、
ライオン同士の激しいケンカのシーンとか、よく撮れたなあ。
でも人間のエゴがやたらと目に付く作品でもあった。
まず三匹のうちお気に入りの一匹だけを手元に置いた点。
周囲からクレームが来まくってるにも関わらず、
誰も成功したことすらないのに、自力でエルザを野生に帰そうとする点。
エルザにとっては動物園の方が幸せかも知れんのに。
さらになかなか野生に戻れないエルザを強引にライオンの群れに放す点。
そこでケンカが始まったら銃声で強制的に終わらせる点。
しかもそれで「野生に帰すのに成功」とか自己判断して去る点。
それらの点から夫婦、特に嫁の方が好きになれんかったなあ。
それさえなければ☆4つだったんだけど。
夫婦のその後に衝撃
アフリカの大自然のきれいな映像と美しいメロディー、それに動物が主人公となれば、癒されないはずがない。特に全編に流れるジョン・バリーの音楽は素晴らしい。有名なボーンフリーの旋律が、いろいろなアレンジで流れる。ラスト、なんとマット・モンローの歌で流れた時は一番感動した。その前のエルザが3匹の子ライオンを連れて現れた時も感動したが。
奇をてらった展開もなくごくオーソドックスな物語展開は安心して見られた。
モデルとなった夫婦は、ネットで調べたらのちに事件があり殺されたらしく(別々の事件で)、見終わったあとに癒された気分が吹っ飛んでしまった。
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