「終わってみれば母と娘の愛情物語みたいな」黙秘 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
終わってみれば母と娘の愛情物語みたいな
キャシー・ベイツは『ミザリー』のイメージもあるし、その刷り込みで本当は殺したんじゃないかと迷わせる。実際には20年前の事件は殺人なんだろうし、いくら娘が父親(デヴィッド・ストラザーン)に犯されたとしてもやり過ぎだ。
ジョン・C・ライリーやクリストファー・プラマーの名演も光るし、心理描写も絶妙。それに過去映像を被せて変化させたり、日食の美しさはピカイチ。だけど、単純なストーリーを長時間にするほどのものじゃないような。
この日食の変化とキャシー・ベイツの心理変化が面白い対比なのかもしれないけど、暗さがメインになってるせいもあって、日食の6分30秒と釣り合いが取れない。もう少し検事側にもスポットを当ててくれたらダイナミクスを感じられたかも・・・
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