「少年向け漫画程度の話だが、ブルース・リーが輝いている」燃えよドラゴン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
少年向け漫画程度の話だが、ブルース・リーが輝いている
総合:80点
ストーリー: 60
キャスト: 90
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 75
古い映画ということもありそれほどたいした物語ではない。まるで漫画の世界のような話。有名な挌闘場面も、格闘技経験者から見れば必ずしも本物の挌闘を追及したものばかりではなく、突然の上段蹴りの連続でやられ役が次々に倒れていったりするのは映画のための見せる挌闘だったりする。
それでは面白くないかというとそういうことではなく、挌闘映画として十分に面白い。この時代としては、このような格闘技、特に中国拳法を世界に紹介した映画は本当に画期的だったのだろう。欧米諸国から当時見下されていたであろう亜細亜に、良い意味で注目を集める大きなきっかけになったのではないだろうか。特にブルース・リーの存在感は高いし、その他の格闘家も敵味方問わず光っていた。しかし敵の大将格のハンを演じたシー・キエンは、出演者の歳のせいか動きも遅く全く強そうには見えない。その後に有名になるジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモハン・キンポーもチョイ役で出ているらしいが、知らずに見ていると見つけることは出来なかった。
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