メキシコで死ね

劇場公開日:

解説

マイケル・バレットの小説『賞金』を「シベールの日曜日」の監督セルジュ・ブールギニョンとオスカー・ミラードが共同で脚色し、セルジュ・ブールギニョンが監督した。撮影はジョー・マクドナルド、音楽は「巨大なる戦場」のエルマー・バーンスタインが担当した。出演は「偉大な生涯の物語」のマックス・フォン・シドーのほかイヴェット・ミミュー、エフレム・ジンバリスト・ジュニア、ギルバート・ローランド、エミリオ・フェルナンデスなど。製作はアーロン・ローゼンバーグ。

1965年製作/アメリカ
原題または英題:The Reward
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1968年6月22日

ストーリー

アメリカの冒険家スコット・スウェンソン(マックス・フォン・シドー)はポーカーに負け、そのかたに飛行機をとられてしまった。そしてその機を買い戻す資金を稼ぐため、北メキシコのイティパンゴ村で農薬まきの仕事をしていた。ある日彼は自家用機を飛ばして仕事中、着陸に失敗して機体を給水塔にぶっつけて壊し自分も負傷した。村にたどり着いたスコットはやがて村の警察署長カーバジャル(ギルバート・ローランド)に呼び出され、壊した給水塔の弁償代として3万ペソを要求された。彼はふとそこで目にした新聞で、さっき酒場にいた時、彼の顔を見て逃げるように砂漠の方へ車で去った男が、小児誘拐殺人容疑で50万ドルの賞金をかけられたお尋ね者フランク(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)であることを知った。そこでスコットは弁償金と帰国するための費用を稼ぐため、署長に賞金を山分けにするならフランクの行先へ案内しようと申し出た。味気ない暮らしにあきあきしていた署長は同意し、ロペス巡査部長、ジョークィン、ルイスらを従え、スコットの案内でフランクを追った。灼熱の砂漠を行くこと2日間、ついに一行はシルビア(イヴェット・ミミュー)という美人を連れて、疲れはてているフランクを発見、逮捕した。シルビアは彼の身の潔白を信じていた。また事実、彼に対する容疑も警察側の誤った見方からでたものだった。その夜ロペス巡査部長は、フランクが賞金つきのお尋ね者と知って、賞金の山分けを主張した。それ以来彼の態度はガラリと変わり、ごう慢不遜な男となった。砂漠の中を帰途についた一行は、ある夜ジョークィンの案内でフランクとシルビアが逃亡したことを知った。ロペスはフランクとジョークィンを射殺した。一行はフランクの遺体を馬に乗せ道を急いだが、スコールに遭遇し、廃虚と化した町に迷いこんだ。そしてロペスとルイスは逃げた馬を追って力つきて死に、署長は病気と苦労のため倒れた。生き残ったスコットはシルビアを連れて、近くの漁村へ助けを求めに出かけた。

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