「遊び感覚の探偵物語 パロディ映画!」名探偵登場 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
遊び感覚の探偵物語 パロディ映画!
世界5大探偵が集結
嘘の話を本当らしく
ギャグとユーモアの
ある意味、夢の共演!
台詞全体と通してウイットに飛んだ脚本を書いたのは、有名な戯曲家のニール・サイモン。彼ならではの舞台としても通用しそうな言葉がポンポン飛んでくる。キャストは、通なら一目見れば見覚えのある面々、誰もが映画の顔になる人を集め、非常に個性豊か…、いや一癖も二癖もある役を演じている。それぞれの役どころは様々で、台詞の調子や体の動きも何となくそれっぽく感じる。
この頃、「刑事コロンボ」で旬の俳優となっていたピーター・フォーク。アカデミー賞俳優のデヴィッド・ニーヴン。個性派のピーター・セラーズ。こちらも名優ジェームズ・ココ。アレック・ギネスは、次作のSWでオビ=ワン・ケノービ。賞レースの常連、マギー・スミスは天使にラブ・ソングを…や、ハリポタ等に出演しているから顔を見れば誰でも分かる。その他、配役された登場人物は演技派で個性派が多いのが特徴である。
驚きの一つに作家のトルーマン・カポーティが謎の富豪役で出ていることだ。彼がキチンと喋って演技をする最初で最後の映画のはず。実際の演技は怪演そのもので貴重なものを見てしまった感じはする。
探偵小説
刑事・探偵映画
知っていれば、なお良いが
知らなくても、楽しめる。
設定含めて、馬鹿馬鹿しく
真面目に観ると損をする。
出演者も脚本を認めて
遊び感覚で演じたのではないか。
※
ちなみに、この映画の2年ほど前にメル・ブルックスが「ヤング・フランケンシュタイン」というパロディ映画を作り公開した。世界的に有名になっていたジーン・ハックマンも出ていたが、こちらはメル・ブルックスの脚本で色々な賞を獲得していた。
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