「抑制された表現にも拘らず、後味の悪さが記憶にこびりつく」無防備都市 tricoさんの映画レビュー(感想・評価)
抑制された表現にも拘らず、後味の悪さが記憶にこびりつく
映画『無防備都市』の感想です。
ブログではネタバレありで書いています。
『巨匠を観る』企画、15作目(全27作)の映画です。
監督:ロベルト・ロッセリーニ
制作年:1945年
制作国:イタリア
カンヌ国際映画祭 パルム・ドール(最高賞)
【あらすじ】
イタリア敗戦後、ナチス・ドイツに占領されたローマの市民やレジスタンスの人々の物語。
レジスタンス活動に身を投じた誇り高い男達や、それに協力する神父や女性達。
敗戦の中から新しい国を作った市井の人々の、厳しく苦しい日々を描いた作品です。
【感想】
☆☆☆ 面白かったです。
厳しく生きる人々の現実に焦点をあてて映画を作ったイタリア・ネオレアリズモの先駆けとなる作品。
この映画の前と後で映画の歴史が変わったとも言われる作品です。
抑制された表現にも拘らず、後味の悪さが記憶にこびりつくようなシーンが印象的な映画でした。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
評価は、以下のような感じで付けています。
☆☆☆ 面白くない~普通に楽しめた。
★☆☆ 個人的にかなり楽しめた作品。
★★☆ 少し気になる点はあるものの、凄い、大好きと感じる作品。
★★★ この先、何度も観返したいベストの作品。
ブログの方では、ネタバレありで個人感想の詳細とネット上での評判等を纏めています。
興味を持って頂けたら、プロフィールから見て頂けると嬉しいです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
コメントする