「タイトルなし(ネタバレ)」民族の祭典 オリンピア第一部 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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レニ・リーフェンシュタールのインタビュー記録映画を見てからレビュー書きます。
東京オリンピックど比べることもないが、芸術的にはこちらの方が数段上だと思う。民族の祭典と邦題で表すように、ドイツを称賛するだけの作品と思われがちだが、色々な民族と人種が登場し、100メートルをアメリカの黒人(ジェシー・オーエンス)が、世界記録で優勝するところまで描いている。
しかし、白人優先主義(ドイツ以外の白人も含めて)が根底にあるのはあからさまで、一つの例を上げれば、入場行進の日本人の姿があまりにもみすぼらしく描かれていた。まぁ、本当にみすぼらしいのかもしれないが。彼女には既に黄禍論がそなわっていたのかもしれない。この点はヒトラーの我が闘争にも書かれている。
この映画もう一度見た。見事だと思えなかった。レニ・リーフェンシュタール才能では無く、ヒトラーの思惑通り、作られた映画だと確信した。
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