「子煩悩パパの有り得ない楽しい活躍」ミセス・ダウト Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
子煩悩パパの有り得ない楽しい活躍
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 70
若くて綺麗な女に化けるのではなくて、美しさを誇る必要が無い60歳の初老の太った家政婦になるのだから、思ったほどは違和感がない。それにしても現実に特殊メイクするとなれば随分と時間がかかることだろう。映画の撮影でも準備に時間がかかったはずだ。それを子供たちに会いにいくたびにするとなればとてつもない時間の無駄である。
だがそんなことを真面目に考えるのは、この映画ではもったいない。ありえない設定ながら、心温まる家族の話として子供たちとの触れ合いを、最初から予定調和とわかっていても時々笑いながら優しい気持ちで見守れる作品。ロビン・ウイリアムズの忙しく立ち回る子煩悩なパパぶりがよく出ていました。ついでに彼の喋りの技術と冗談と悪態も、彼がラジオのDJ役で出演していた「グッドモーニング・ベトナム」同様に堪能出来て、これだけでも見る価値があった。
正直無茶な話と設定である。だが見ていて楽しいし見終わってからも気分がいい。そう思わせられればどんな話と設定だろうが、映画としては面白い良い作品。
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