ミザリーのレビュー・感想・評価
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Please help me help you. キャシー・ベイツ納得のアカデミー賞作品
映画だけど超リアルでした。キャシー・ベイツが怖い。アカデミー賞納得の名演です。
でもいるよね、こういう人。明らかに言ってるおかしいのに自分が正しいと思い込んでる人。相手は嫌がってるのに相手の為を思ってやっていると思い込んでる人。
相手の為、相手の為って言ってて、結局自分しか見えてなくって、自分に酔ってるだけなんですよね。理屈が通じないから余計タチが悪い。いるいる、一歩間違えばこんなになっちゃう人って。自分の回りにいる人に当てはめる事ができるのが一番のホラーです。
ほら、きっとあなたの回りにも・・・
狂った女
客観的に見たらミザリーは ”狂った女” ですが
女性って、ここまで激しくはなくとも
似たような小動物にかられる日がある気がする。
内容は、暴力シーンが多々あります。
しかし、なんだか何度も観たくなる作品。
ヲタク、原作者をハンマーで殴る
ヲタクが原作者の作品に口を出して、いうことを聞かないとハンマーで殴る。
私も将来漫画家や脚本家や画家になった際にこのような痛いヲタクにつきまとわれたら最悪です。
こっちはファンまでは選べませんからね。
オタクをこじらせるとこうなる
雪山の別荘で執筆活動に励んでいた人気作家が事故を起こし、No.1のファンだと自称する女性に介護してもらうホラー映画。
まず画の感じが怖いシャイニングっぽさを感じた。
そしてキャシーベイツ。表情がすでに不安定ですごく怖い笑。表情力がすごいなと思った笑ってるんだけどすぐさま癇癪を起こしそうな気配がものすごく出てた。
たぶんこういう人は結構いるただアニーの場合は現代でいうオタクとメンヘラを兼ね備えているため、相当タチが悪いと思う笑。
大好きなミザリーを(小説上で)殺された怒りに震え、さも当たり前かのように続編を書かせ、その出来栄えに大喜びし、興奮した様子で感想を語る姿は、映画と音楽を語る自分とそっくり笑。あんまり話す機会がなくてたまに人と自分の好きなことを喋るとああなるんですねわかります笑
この続編書かせる件で、アニーが決して自分の希望通りの話にさせるんじゃなくて、ポールの描く物語を楽しみにしてて、ホントにファンなんだなと感じた。
その大好きな作品の作家のことも好きになる気持ちはわからんでもないけど結ばれそうにないから殺すって思考回路はわからんこの辺りがメンヘラっぽかったなぁ笑。
そして何よりもこの映画を見て感じることは足がああああああああああああああ!!!!!!
人間は怖い。そう感じる映画。
いやー、人間って。
現代ならストーカーという呼び名もあるけど、こういう歪んだ愛し方って、受け取る側がもし、愛されて幸せ!って思えば怖くもなければ犯罪でもない…紙一重の差なんだろうなぁ。
彼女も、上手いこと煽てて可愛がって精神的にも肉体的にも溺れさせてしまえば、逆に彼をコントロールする立場にもなれたんじゃないのかなと。
そういう、人間関係の根本が諸刃の剣なんだろうと感じる側面を無視できない感じが、本当に怖かったです。
アイムNo.1ファン
今だったらストーカーと一言で片付けてしまうところかもしれませんが…
熱狂的なファンがあるきっかけから狂気を剥き出しにし、小説家を監禁の上、小説の続編を自分の好みのように書き下ろすことを強要する、というストーリー。
統合失調症、躁鬱、メンヘラなどの言葉が一般的に使われてきた現代だからこそ見て欲しい作品です。
慈悲深く、愛情深くポールに接したかと思えば子供のように駄々をこねる一面も。かたや狂気を剥き出しに残酷で冷徹な面を見せるアニー。
彼女の行いは狂気と切り捨てていいのか、それとも愛情なのか。
アカデミー女優、キャシーベイツの怪演は見事の一言。
主演のジェームズカーンも動きが制限されるなか、表情一つ動き一つで現在の状態を見事に表します。
最狂のファン!
ヤバいです。僕はこの類いの映画はあまり観たことなかったのですが…サイコホラー、ハマりそうです。主演の女優さんの演技がヤバかった。色んな意味での作家とファンの駆け引きが楽しめます。
でもなんか観てて笑っちゃう
純粋すぎる愛
スティーヴン・キングの小説は、映画にすると魅力が半減すると言うか、映画っぽくなってしまう気がします。
本作は主人公の作家が熱狂的なファンに監禁される話で、とてもスリルがありサスペンス要素が満載です。しかし、キングのコンセプトに沿って製作しているのでしょうか?いまいち映像からは伝わってきませんでした。
最も悲惨(ミザリー)な執筆活動
久々に、勝手にキング原作映画特集その8。
今回は『ミザリー』!
ミザリーという女性が主人公のロマンス小説で
名を馳せた作家ポール・シェルダン。
ミザリー人気の陰で自分の書きたい小説が
書けない事にウンザリしていた彼は、
新作の中で遂に彼女を“殺害”する。
そんな矢先、ポールは雪山で自動車事故に遭う。
半死半生の彼を救出したのは
アニー・ウィルクスという元看護婦。
怪我で身動きの取れないポールを自宅で
親切に介抱するアニーだったがしかし、彼女は
ミザリーを聖女のように崇拝する異常な女だった……。
アニーを演じたキャシー・ベイツは本作でアカデミー賞
主演女優賞を受賞。原作者キングも彼女を絶賛。
後に書かれた小説『ドロレス・クレイボーン』の
主人公は初めから彼女を想定して書かれたという。
(『ドロレス〜』は『黙秘』として'93年に映画化。
主演は言うまでもなくキャシー・ベイツその人だ)
原作の記憶が鮮明だった頃は
『ポールの絶望や恐怖が伝わらない』とか
『アニーが単なる怪物にしか見えない』とか
感じたのだが、それは僕の映画的な読解力が
貧相だったからに過ぎなかったらしい。
(ま、今も貧相ですがね)
この度改めて鑑賞し、非常に良く
纏まった上質なスリラーだと感じた。
まずは主演ジェームズ・カーン。
アニーへの嫌悪と恐怖をひた隠す、その抑えた演技が実に良い。
一見謎めいた行動が後の展開への伏線だったと分かる流れにも、
小説(言葉)でなく映画(映像)ならではの面白さを感じる。
キャシー・ベイツは原作通り“ドラゴンレディ”と呼ぶに
相応しい、怪物のような威圧感と狂気を放っている。
同時に、疎外される者の悲哀が滲み出ている点が見事だ。
暗がりで拳銃を虚ろな目で見つめる姿は恐ろしくも哀しい。
一方で、
リチャード・ファーンズワース演じる老保安官と妻の
コンビが良い味。漫才のような掛け合いが可笑しい可笑しい。
だが笑えるだけでなく、青空の下の明るい場面は
狭く暗い監禁空間との良い対比になっている上、
アニーに対する包囲網が徐々に狭まっている
というサスペンスも生んでいる。
以上!
深過ぎるファンの愛情が狂気に変わる
この秀作スリラー、未見の方は是非。
あー、ところで最後に若干イヤなプチ情報をひとつ。
鑑賞済の方は、ハンマーが登場するあの
ショックシーンを覚えておいでだろうか?
原作ではね、実はハンマーは登場しないんすよ。
代わりに登場するのは……斧とBBQグリル。
使用法は……ご想像に任せます……。
<了> ※2012.09初投稿
ベストセラー作家の受難
スティーブン・キンの小説が原作です。
「ミザリー」シリーズという冒険小説でベストセラー作家となった主人公ポールは交通事故で瀕死の重傷を負い、元看護婦でポールの「自称No.1のファン」のアニーに助けられます。
雪山の中、病院にも搬送できず、アニーの家で献身的な看病を受けて、ポールは奇跡的に回復していきます。
ところが、ポールが書いた「ミザリー」の最終巻を読んだ後、アニーの態度は豹変します・・・。
怪我で自由に身動きが取れない主人公に対して、監禁し、無理やり自分の為だけに「ミザリー」の続編を書かせようとするアニーが本当に怖いです。
アニーを演じるキャシー・ベイツがオスカーを受賞したのも頷けます。それくらいの迫力ある演技でした。
サイコスリラーの傑作の一つであることは間違いないと思います。
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