劇場公開日 2021年3月12日

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「ケダモノ❗」マンディンゴ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ケダモノ❗

2021年3月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

マンディンゴとは血統書つきの丈夫で優秀な奴隷の血筋を指す言葉らしい。
奴隷の売買にまつわるシーン(奴隷市場)がそれで多いわけかと納得。
ならば、黒人奴隷同士の交配を厳しくコントロールしなければならないはずだか、そこいらは詳しくは描かれず。
マンディンゴは種馬でもあるわけだから。売買金額もそれ相応に高い。競馬馬なら、さしずめ、キングカメハメハである。【奴隷牧場】経営者のバカ親子のお話。

闘犬さながらの黒人同士のデスマッチ観戦にはご婦人方も大熱狂。
気に入った女奴隷を特別に囲ったり、逆らった奴隷を釜茹でにしたりと、ハモンドはやりたい放題。お世話係のおばさん奴隷が処女奴隷に「よかったわね。ご主人様のご寵愛を戴けて」と、お風呂できれいに体を洗ってあげるシーンなど、なんとなく鬼龍院華子の生涯みたいって思ってしまった。まぁ、発展途上国ってみんなそんなものなのでしょう。
ブランチもハモンドから処女でなかったことを責められ、欲求不満の捌け口にマンディンゴのミードを誘惑し、一発で妊娠してしまう。さすが。黒い子が生まれると、その場で医者に絞められて、死産とされるがバレバレだよな。

乱交混血大国の黒い歴史のはじまり、はじまり。

コロンブスのせいにしても始まらないけど、中南米の小さい島の風土病だった梅毒を全世界にあっという間にばらまいたのもコロンブスご一行様の立派な功績だとか。

黒人少年のお腹に足を乗せて、子供にうつしたらそれでリウマチが治るわけなかろうに。感染るのはせいぜい水虫だよね。

46年前の映画を復活させた訳はBLMに便乗したから???

とにかく凄い内容でした。映画としての完成度も高いと思いました。

カールⅢ世