「暴君!暴漢!」マルチプル・マニアックス 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
暴君!暴漢!
微妙に不謹慎極まりない描写の数々、シャロン・テートまで引き合いに出す始末、何よりもディヴァインの後ろ姿から映す巨体からのケツが如何わしく、ロザリオな絡みから殺戮シーンと陳腐で滑稽で学芸会の様相、これが許されるのはジョン・ウォーターズだからこそ。
ヒッピーみたいな連中、60年代後半からのリアル70'sな役者陣が様になる映像のLookも格好良い、音楽も最高でサントラが出来ればレコードで欲しい。
一つ毎の場面が良い意味でもダラダラと長く、喋り倒すセリフから考えさせる難解な事柄を感じながらの巨大ロブスターが唐突に、おフザけ具合が増すばかりの度量が最後まで絶好調で最高調に突き進む。
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