「アメリカンニューシネマの王道」真夜中のカーボーイ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカンニューシネマの王道
クリックして本文を読む
田舎から出てきた時に着てきたカーボーイの衣装をジョーがゴミ箱行きにしたり、金持ち熟女に体を売ったり、ラッツオは足が悪かったり、アメリカ白人男性のアイデンティティーやマッチョイズムに対抗している様に感じられました。「真夜中のカーボーイ」とは、男娼のことか。
アメリカンドリームが、つかむことのできない幻想として描かれている所も、退廃的な香りのする王道のアメリカンニューシネマ。ほとんどの人にはアメリカ合衆国は虚構だったという現実が、今だからこそ実感を持ってスクリーンから読みとれると思います。だって、今こういう人溢れかえっているもの。
コメントする