「傑作」真昼の決闘 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
傑作
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ならず者がお昼の汽車でやってくるまでの数時間と、その後のわずかな時間をすごい緊張感で描く。
ならずもの4人に対して保安官が立ち向かうのだが、誰一人協力者が現れず、せっかく現れた人も他に誰もいないと知ったら逃げてしまうところが悲しすぎる。
村人たちが、教会で威勢のいいことを言っていた人すらまったく味方してくれないところが残念だった。
ならず者がどんな凶暴な男が現れるのかと思ったらもったいつけた割に特にキャラのない、しれっとした男ですごく意外だった。
新妻も一人で逃げようとして、当然なんだけどクソだなと思っていたら最後に加勢してくれて見直した。いい奥さんだった。
一人ずつ敵を倒していくアクションが地味でリアルですごくよかった。
保安官を嫌っている人がいたり、ならず者を支持している人もいたり、過去にどんな因縁があったのかとても気になった。そんな含みのあるところもセンスがいい。
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