「20年以上ぶりに再鑑賞」マトリックス さとうさんの映画レビュー(感想・評価)
20年以上ぶりに再鑑賞
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なんとなく思い立って再鑑賞。
子どもの頃見た時にはアクションシーンがとにかく楽しくて、ストーリーそっちのけでアクションばかり見ていた。話の内容は当時全然理解していなかったのだが、大人になってから見直すと逆にストーリーがすごく面白かった。
今見ているものが夢なのか現実なのか、よくわからなくなる感覚は私もたまに陥るので、序盤のシーンの気持ちはけっこう分かる。今あなたが生きてるの仮想現実ですよ、って言われても割と素直に受け入れられそう。
なので有名な赤い薬と青い薬、自分なら赤い薬を軽率に選んでしまうと思う。そして後々に大後悔し、さりとて仲間を裏切ってでも全て忘れたいという決意もできず、べちゃべちゃの飯を食いながらズルズルと、本物のしかし危険で喜びのない現実を1日ずつ消化していく。
というところまで想像してちょっと暗い気持ちになった。
自分だったら〜とか、その世界線に入り込んだ先のことを想像をさせてくれる作品は素晴らしい。
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