マッドマックス2のレビュー・感想・評価
全79件中、1~20件目を表示
0208 やはりタンクローリーは目立ちすぎる
1981年公開
アナログ撮影全開のCGでない生の迫力は凄い。
意外とマッドしていないマックスは
イカレた警官ではなくむしろ荒野の用心棒。
ヒャッハーが馬鹿過ぎて笑うところ多数。
なんにせよ終末感が溢れていて無法地帯が無限に拡がるが、
こんなガソリンがない時代燃費悪い車しか残ってないのかよ。
70点
近未来型荒野の用心棒
シリーズ最高傑作か!
楽しみにしていたマッドマックス2をついに映画館で見ることができました。
テレビで見たのは遠い昔なので、ラストの砂は覚えていましたが、初めて見たかのような面白さを感じることができました。
やはり大画面のスクリーンで見るのはいいですね!バイオレンスの迫力が違うしメル・ギブソンが最高に格好良かった。
そして1作目とは異なるさらに荒廃した世界観が素晴らしい!この世界観が「北斗の拳」などに影響を与えるわけですが、改造車やモヒカン頭、鉄仮面など暴力が支配する世界であることを見事に表現していると思いました。
1作目のヒットによって製作費が10倍にアップし、ジョージ・ミラー監督が本当に描きたかった世界が描かれています。
1作目はパトロール警官であったマックスの家族が殺され復讐の鬼と化すマックスが極めてシンプルに描かれていましたが、この2作目はマックスと共に戦うブーメランを操る野生児が後年北部部族の長老となり、かつてマックスという強い男がいたことを振り返る回想形式をとっています。
今作はまず個性際立つキャラクター達がいい。ジャイロコプターを操るジャイロ・キャプテン、ブーメランを武器に戦う野生児、敵方ではモヒカン頭のウェズ、リーダーで鉄仮面を被ったヒューマン・ガス、石油精製所のリーダーであるパッパガーロなど各々キャラが立っていて面白い。
そして今では正義の警官ではなく、石油を求めて荒野を彷徨うマックスが暴走族と闘う羽目になるストーリー展開が見事です。
ひどい仕打ちを受けながらもマックスを相棒と慕うジャイロ・キャプテンやオルゴールで瞬時に心をつかまれる野生児など皆マックスの魅力に惹かれるところも面白い。
そして一度はひとりでV8インターセプターで脱出しようとしたマックスがウェズによって車を大破させられ大怪我を負うが自爆装置によってかろうじて生き延びたところをジャイロによって救出され、ついにタンクローリーの運転手を引き受ける場面。説得力があっていいですね。
クライマックスのタンクローリーに群がる暴走族との対決シーンはもうとにかくすごいとしか言いようがない。CGのない時代に空撮も交えいろんな角度から迫力ある映像が映し出され映画の醍醐味を感じました。いま見ても古さを感じさせません。重量感たっぷりのカーバトル、肉弾戦。ジャイロコプターからの攻撃。そして1作目に続き過激な正面衝突で決着をつけます。スタントマンの人が大丈夫だったか心配になる程の過激なシーンの連続です。
そして横転したタンクローリーのタンクからこぼれ落ちる砂を手に取り、すべてを悟ったマックスが一瞬笑みを浮かべるシーン。このラストは味があって非常によくできていると思います。マックスも観客もあっけにとられるわけです。まさか囮だったとは!
まあバスにそんなにたくさんの石油が積み込めるのかは疑問が残りますが、ヒューマン・ガスとウェズを倒し、一行が無事に到着できたのは良かった。多くの犠牲を払うことになったが。
しかし、マックスは一行に加わらず孤独に荒野を彷徨い続けるのですね。癒えることのない傷を抱えたまま。。。
怒りのデスロードもフュリオサも面白かったのですが、個人的にはやはりマックスという孤高のヒーロー像が際立つこの第2作目が一番好きだなあ。
※面白すぎて午前十時の映画祭初のおかわりをしましたが、新たな発見もあって2回目も楽しめました。(8/29)
前作より更に荒廃した世界、「デスロード」や「フィリオサ」の世界観が...
何度観ても面白い大傑作! カーアクション映画の永遠の金字塔的作品!!
午前十時の映画祭14で鑑賞
本作の初公開1981年当時は中学生で、近所のお兄ちゃんたちが熱狂していて、自分もそれを聞いて親に連れて行ってもらったのを覚えています
以来、何度観ているか分からないぐらい観てますが、毎回ド迫力のカーチェイスやカークラッシュシーンに驚嘆し大興奮、必ず観てよかったなという爽快な後味で終わる名作
今回、そんな本作を約40年ぶりに劇場の大スクリーンで観ることができて、いつも以上に感動ひとしおで至福の時間を過ごせました
そして本作をあらためて観て思ったことですが、9年前にシリーズ4作目として公開され世界中が熱狂した「マッドマックス:怒りのデスロード(2015)」、その中で皆が一番引き込まれたのは荒野を貫く一本道を疾走する主人公達の乗るトレーラーに悪の一派がうじゃうじゃと群がり、その襲撃と攻防をひたすら描き続けるダイナミックなスペクタクル映像
そして、目的は違うにしてもやってる事はこの“2”も同じで、ローポジションでトレーラーや改造車と並走し画面いっぱいにアクションシーンを捉えるところやとんでもないクラッシュで大破する車の数々、そしてトレーラーと改造車の正面衝突で木っ端微塵になるド迫力映像、と“怒りのデスロード”の40年前に既に同じ事をやっているというのが驚異的で感動に値します
本作でトレーラーを運転するのは本シリーズの初期3作の主演としてマックスを演じたメル・ギブソンさん、若々しくてカミソリの様に鋭い目つきと荒々しさを全身で表現した雰囲気がめちゃくちゃカッコいいです
そして本作のもう1つの魅力はブルース・スペンスさん演じるジャイロ・キャプテンの存在
彼の目線という要素がカーアクションに空撮の要素をプラスしキャラクター自体も時にマックスを助け、時にストーリーを代弁するといったとても重要で魅力的な存在として描かれており目が離せません
さらにヴィランが2段階になっているところ
前半はモヒカンで見るからに凶暴そうなウェズがヴィランと思いきや、さらにその上のヒューマンガスというラスボスが出てきて、これもまた相当に強敵の様相を呈していて、グイグイ引き込まれました
と、本作をデビュー2作目にして完成させたジョージ・ミラー監督の力量に驚き、心から感心し、バイオレンスながら感動をも覚える、間違いなく世界中のアクション映画ファンが認める世界最高峰の大傑作中の大傑作です
こういう話だったのか
1に引き続き、「午前十時の映画祭」にて鑑賞。
近未来とはいえ、物質不足(ガソリン)のこの感じ。。もちろん分け合わずに奪い合うが基本よね。
1は、妻子という絶対的に弱くて守らねばならない存在があったから逃げる中心で、そっち側に立つと怖かったが、2は戦う、とにかく戦うで、こっちの方が好きかなー。
空撮で、マックスを追って暴走族が連なるシーンを上から見てると、野生動物が獲物を追ってる映像が頭に浮かんだ。タンクローリー運転してからは見入ってしまった。
マックスのセリフ少なく、感情はどこへって感じのとにかく石油~。
「空から来た男」ジャイロ・キャプテンと子どもが、キャラとして良かった。確かに後々、メルが消えるんだな…というのがよくわかりました。
ヒューマンガスのあのルックスが、何かの作品のキャラに似てる…思い出せずにモヤモヤ中。
前作より全てがパワーアップ
少しは北斗の拳に近付いてるの?!
ブーメランを取り損ねて
今の時代だと、レーティングがR15+なのね。 デスロードもフュリオ...
その後の映画の世界観すら変えた名作。
映画館でもTVでもDVDでも繰り返し観ていて、さらに映画館でまた観たくなるマッドマックスシリーズ第二弾です。山賊のような暴走族が荒れ狂う近未来の第一作と打って変わって、世界戦争で破滅した未来世界でのカーチェイスものと言うぶっ飛びの世界観は、今でも魅力的です。敵も味方もマッド振りにリミッターがなくなりやりたい放題の上、モヒカンライダーやホッケーマスクの筋肉ボスなど強烈なキャラのインパクトが凄いです。これ以降の『サンダードーム』や『デスロード』『フュリオサ』にもこの世界観が引き継がれ、他の映画やマンガ、ゲームに影響を与えたカルト性も納得です。お話し自体は、大昔の西部劇みたいな内容だけど、寒々とした荒野で繰り広げられるタンクローリーの爆走チェイスが盛り上がり、虚無感漂うラストもいい感じです。役者では、甘い二枚目からタフガイにイメージチェンジしたメル・ギブソンがカッコいいです。でも、悪役のヒューマン・ガス様とモヒカンライダーの皆様の熱演あってですね。
驚異的なカーアクションは今でも色褪せず、逆にさらに輝きが増してますね!
グランドシネマサンシャイン池袋さんにて午前十時の映画祭14『マッドマックス2』(1981)を初のスクリーン鑑賞。
『マッドマックス2』(1981)
初公開時は劇場で鑑賞できず、随分と後になって実家がVHSデッキ購入後(1987以降)に初見。同作にインスパイアされた『北斗の拳』や、本作でモヒカン刈りのヴァーノン・ウェルズがシュワルツェネッガーの敵役ベネットを演じた『コマンド―』(1985)よりも確か後から鑑賞しましたね。
今回改めて見直してみると荒廃した未来、ディストピアを描いた映画や漫画・アニメの教則本のように大いに影響を与えてますね。
また残酷なゴアな描写は余り描かず、CGが全くない時代にどのように撮影したか詳しく知りたい驚異的なカーアクションは今でも色褪せず、逆にさらに輝きが増してます。
色彩的にもオーストラリアの広大でどこまでも続く荒地のオレンジと抜けるような空のブルーのコントラストが綺麗ですね。
主演のマックス(演₋メル・ギブソン)のセリフ数はわずか15前後。その反動でしょうか『リーサル・ウェポン』(1987)でかなりセリフの数も増え饒舌になりましたね。観ている途中、何度かシルヴェスター・スタローンがオーバーラップしてしまったのは私だけでしょうか。
ストーリーは非常にシンプルですが、アクション映画として後世に与えた影響が強い不朽の名作。ジョージ・ミラー監督の功績によるところが大きいですね。
記憶の中のマッドマックス
全79件中、1~20件目を表示