「驚異的なカーアクションは今でも色褪せず、逆にさらに輝きが増してますね!」マッドマックス2 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)
驚異的なカーアクションは今でも色褪せず、逆にさらに輝きが増してますね!
グランドシネマサンシャイン池袋さんにて午前十時の映画祭14『マッドマックス2』(1981)を初のスクリーン鑑賞。
『マッドマックス2』(1981)
初公開時は劇場で鑑賞できず、随分と後になって実家がVHSデッキ購入後(1987以降)に初見。同作にインスパイアされた『北斗の拳』や、本作でモヒカン刈りのヴァーノン・ウェルズがシュワルツェネッガーの敵役ベネットを演じた『コマンド―』(1985)よりも確か後から鑑賞しましたね。
今回改めて見直してみると荒廃した未来、ディストピアを描いた映画や漫画・アニメの教則本のように大いに影響を与えてますね。
また残酷なゴアな描写は余り描かず、CGが全くない時代にどのように撮影したか詳しく知りたい驚異的なカーアクションは今でも色褪せず、逆にさらに輝きが増してます。
色彩的にもオーストラリアの広大でどこまでも続く荒地のオレンジと抜けるような空のブルーのコントラストが綺麗ですね。
主演のマックス(演₋メル・ギブソン)のセリフ数はわずか15前後。その反動でしょうか『リーサル・ウェポン』(1987)でかなりセリフの数も増え饒舌になりましたね。観ている途中、何度かシルヴェスター・スタローンがオーバーラップしてしまったのは私だけでしょうか。
ストーリーは非常にシンプルですが、アクション映画として後世に与えた影響が強い不朽の名作。ジョージ・ミラー監督の功績によるところが大きいですね。
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