マシンガン・パニックのレビュー・感想・評価
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読んでないとわかりづらいです
有名な警察小説の映画化ですので読んでる前提でしょう。
原作は次々と人が出てきて、何度もページを戻さないと理解できませんので、映画はかなり簡潔にまとめているようです。それでも未読の人には少しわかりにくいでしょう。
地道な警察の捜査を描く小説なので、映画も淡々と進みます。原作に忠実で良しとするか、もう少し映画的にメリハリつけて欲しいと思うかは人それぞれでしょうね。
とりあえず主演がマッソー選手なので安定感はありますけど。
地味〜な刑事もの
本作を一言でいうと[地味]
冒頭、バスの乗客が何者かによって銃撃され、血しぶきあげながら皆殺しにされるマシンガン・パニックはインパクト大!
だがその後は、ラスト近くまでひたすら地味です。
90年代以降の刑事ものしか観ない人が観たら、確実に「糞つまらねぇペッ!」と吐き捨てるでしょう(笑)
ストーリーは、バス内で殺された乗客の中に主人公の刑事の相棒が乗っており、その相棒の死体の中から、過去に迷宮入りした殺人事件の被害者の写真が入っていた事から、2つの事件が繋がっていく。
これだけ読むとミステリーとして面白そうだが、監督はあえて地味な展開に持っていきます(笑)
主人公のウォルター・マッソーと新たに組むのはブルース・ダーン。そして同僚にルイス・ゴセット・Jr.70年代の映画でこの布陣は完璧!
でも、3人とも聞き込みしかしないので地味です(笑)
ようやく終盤に犯人の目星をつけるが、状況証拠しかないので強引に罠にはめるという、ミステリーとしてもイマイチな展開に...
3人の丹念過ぎる聞き込みと、犯人らしき男をひたすら尾行する描写に、刑事という職業のリアルな執念を垣間見れて、個人的には好きな作品です。
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