「ロマンスキー版マクベス。」マクベス(1971) tochi59さんの映画レビュー(感想・評価)
ロマンスキー版マクベス。
何度も何度も映画化されているシェイクスピアの戯曲「マクベス」。
これは、1971年の作品。確か三度目の映画化だったと
思います。監督が、ロマン・ポランスキー。わざわざ50年前の
映画をビデオで見ようと思ったのは、この人が監督だったからです。
ロマン・ポランスキーといえば、ホラー映画。ホラーの巨匠が、
シェイクスピアをどんな風に表現するののだろう?
興味はその一点に尽きました。
今見ると、時の流れを感じますが、
当時はかなり斬新な作品としてとらえられたんじゃないでしょうか。
全編を通して、重苦しく、暗いムード。サイコパスとしての
マクベスとその妻をクローズアップしています。これが
ポランスキーらしさってことなのかな。
ジョエル・コーエン監督、デンゼル・ワシントン主演のマクベス最新版と
くらべてみたいですね。
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