マイ・ルームのレビュー・感想・評価
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メリル・ストリープとダイアン・キートンの演技が心地よい
シングルマザーのリーは二人の息子を養っていたが、長男ハンクは反抗的。そんな時姉のベッシーが白血病と知り、絶縁状態だった実家に20年ぶりに帰る。ベッシーは父と叔母を介護していて、リーらを歓迎。ハンクはベッシーに心開いていくが、姉妹は本音で言い合ったりしてしまい。
ケンカもあるけど、穏やかな気持ちにさせてくれる作品。特に、メリル・ストリープとダイアン・キートンの演技を見ていると、心地よい気分になります。頼りないんだか有能なんだかわからない医師演じるデニーロも良い。ただ、あまり印象に残らない作品かな。
ダイアンキートン出演作
ダイアンキートンが好きで鑑賞。
若かりし頃のディカプリオも。
このあとタイタニックかな?かわいい
メリル・ストリープはクセのあるイヤな役ばかりしか出会えてなくて…良い人役って何があります?あればみてみたいなぁ…
年老いた身内の介護を担う姉のリー、そこから逃げ出した妹ベッシー、生まれてから18年その存在をほとんど知らずにいたベッシーの息子ハンクとチャーリー
20年ぶりに姉のリーからベッシーの元にきたのはリーが白血病になった知らせだった
大切な人を失うことの怖さを知っている姉のリーは大切な人を守りたい
大切な人を失うことの怖さから目を背け、自己中心的に振る舞い、息子たちに愛情をうまく注げず、息子ハンクは反抗し自宅に放火
この親子は愛に飢えすぎてる
そんな反抗期の息子の心を徐々に解かすリーとの姿を見て、目を背け逃げ出したい気持ちを抑えられなかったベッシーも、姉の気持ちを初めて知ることで優しい気持ちが生まれてくるように。
最終的に姉のリーはどうなったのか、父親と伯母は、ベッシー親子がどうなったのかまでは描かれていない
キレイにまとまっているストーリーではある
実際に介護中に自分に不治の病が降りかかったとき、できるなら家族に助けてもらいたいと思うのは自然だけれど、長く音信不通だったらどうなるだろう?リーがベッシーに連絡したようにやはり自分もするのだろうか?
初めて会う甥っ子たちにあのように愛情を持って接することが出来るのだろうか?
そもそもあれだけの献身的な介護をするのは無理だなぁ…などと考えさせられた
ハンクに自己投影。切ない映画。
もの凄くリアルな映画。ストーリーや設定が切なすぎる。淡々と進むのがまた・・。レオナルド・ディカプリオ演じるハンクへの共感がハンパない。普段あまり映画に感情移入はしないがハンクと似た境遇だったせいで感情移入せざるおえない。ハンクが心閉ざして父に執着する気持ちや、母よりベッシーに心惹かれるあたり身に染みてしまい観ててやりきれない気分になる。ディカプリオの演技がリアルだから尚更。映画自体はそこまで面白くない。虚しいだけで。だが他人事じゃない気分で集中して観てた。が最後いきなり終わった。ここで終わるのかと。まあ映画としてはこれでいいんだろう。個人的には希望と救いの道筋がもっと示されてれば私的に特別な映画になっただろうとは思う。愛を注げる人がいて自分は幸せだというベッシーの言葉は胸に響いた。
2023/02 CS
介護問題が大きかったし、白血病の問題もさらりと絡めた良作
オハイオ。息子のハンク(ディカプリオ)は家に火をつけたりと反抗期で、施設に入れられセラピーにも通っていた。実家のほうではクリニックに通うダイアン・キートン。ウォーリー医師はロバート・デ・ニーロという豪勢な配役だ。しかも彼の弟と二役やっていたようにも思ったけど違っていた。。(ダン・ヘダヤ)
2人とも一流女優の姉妹が20年ぶりの対面。それだけで絵になる。父親マーヴィン(ヒューム・クローニン)と孫たちの対面での演技もそれぞれが自然の演技で素晴らしい。
徐々にベッシーに対して心を打ち解けはじめたハンクと、姉と和解し始めたリー。最初はハンクだってドナー検査を拒んでいたけど、「人に優しくするのは損得感情があってこそだ」とクール過ぎる考え方だったから。
海岸のドライブやディズニーランドへの家族旅行。『ラブ・バッグ』の映像。グーフィ。印象に残るシーンも満載。やがてドナーの検査は誰も適合しないことがわかり、帰る支度を始めたリー。この微妙な心理描写がいいですね~姉のベッシーがもう長くないことを悟って、親の介護をしなければならない重圧から逃げたくなる気持ち。わかっていたのか、ハンクに咎められて、ハタと気づくリー。父の部屋で光を鏡で照らす様子がファンタジックでさえあった。伯母役のグウェン・バートンも脇ながらいい演技だった。
家族の助け合いの大切さと自分のやりたいことの葛藤
親の介護をするために諦めなければならない事もある。白血病の発症によって家族が向き合う大切さと思いやりが気付かされる。自分にもできるのかな?終わりは、その後を色々想像させる!
かっこいいレオナルドディカプリオ!
レオナルド ディカプリオ目当てで見たので
内容は二の次でした(汗
内容は、そこそこいい、でした。
とりあえずレオナルドディカプリオが
もーーーかっこ良すぎます。
心を開いたおばさんに、いきなりベラベラ喋りだし
ちょっと、それは嘘じゃないの、と言われた瞬間
怒って、もう俺は何も話さない、と言い出します。
思春期ならではの感情の揺れが表現されていて、そこがなぜか私には好きなシーンです。
出演者の演技はいいが、このような物語を堪能するには自分は経験が足りない
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
介護にのみ人生を捧げる中年女性には、傍目には自己犠牲のみでたいして喜びも希望もなさそうな生活に見える。私ならば窒息しそうな生活にすぐに嫌気がさすだろうし、事実彼女の妹はさっさと家を出てしまった。とても献身的な人ではないとこんなことが出来ないように思えるし、いったい何を楽しみに生きているのかと思うのだが、それでも本人にはそれが生きがいだったりするのだから早合点は出来ないものだ。しかしその上に自分の病気という新たな不幸が起きてしまうと、物語としては救いがあまりない。不幸な中にもささやかな温もりを見つけては幸せを感じている家族の姿は、観ていて切ない。妹の家族は破滅しつつある姉の家族に触れ合って無償の愛を知り親子関係を改善させるし高尚な主題だとは思うものの、あまり自分の好きな話ではなかった。
演出の質はいいし、有名女優が演じる姉妹二人の演技もいい。特に長男のハンクを演じたディカプリオは存在感があったし、痩せた体に美形な顔を見せる彼の若さは見所。「ギルバート・グレイプ」でもそうだが、少年時代から彼は素晴らしい演技をしているのがわかる。脇役のデ・ニーロは今回は特に見せ場なし。
すごくいい作品です
介護生活に疲れた娘、母子家庭の母、反抗期の息子。
それぞれが閉ざしていた心の部屋のトビラを開く過程(家庭)を見事に描いている。
やはりこれは俳優の演技によるものが大きいんじゃないでしょうか。
ダイアン・キートンとメリル・ストリ―プの自然な表情。
年齢を重ねることによって内面から滲み出る美しさや愛くるしさがとても素敵だった。
加えてロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオ。
彼らの演技合戦はどのシーンも心に残る名場面になる。
海岸でのドライブシーン、鏡の乱反射のシーン。
ささやかなんだけど苦渋の日々の中で描かれる喜びは何倍も映えてみえる。
「20年間愛を注げる人がいたなんて本当に幸せ。」
なんて素敵なセリフを言える人になりたいですね。
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