マイ・ライフ
劇場公開日:1994年2月26日
解説
末期ガンで余命いくばくもないことを宣告された男が、残された命を精一杯生き抜く姿を描いた感動のヒューマン・ドラマ。監督・製作・脚本は「ゴースト ニューヨークの幻」で脚本を担当したブルース・ジョエル・ルービンで、彼の監督デビュー作。共同製作は同作監督のジェリー・ザッカーと「ラスト・オブ・モヒカン」のハント・ローリー。エグゼクティヴ・プロデューサーはギル・ネッター、撮影はピーター・ジェームズ、音楽は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジョン・バリーが担当。主演は「から騒ぎ」のマイケル・キートンと「遙かなる大地へ」のニコール・キッドマン。共演は「天と地」のハイン・S・ニョール、女性ラッパーのクイーン・ラティファら。
1993年製作/アメリカ
原題または英題:My Life
配給:松竹富士
劇場公開日:1994年2月26日
ストーリー
30代にしてPR会社を経営するビジネスマンのボブ(マイケル・キートン)は、末期ガンと診断された。彼は妻ゲイル(ニコール・キッドマン)のお腹の中にいる、まだ見ぬ我が子にメッセージを託そうと、家族のことや少年時代の思い出などを、ビデオカメラに向かって語りはじめる。だが時が進むにつれ彼の精神は不安定になり、ゲイルの勧めで訪ねた中国人ヒーラー(精神治療師)のホー(ハイン・S・ニョール)にも心を開かなかった。弟ポールの結婚式に出席するため、妻を伴って故郷に向かったボブは少年時代の思い出の場所を歩き、過去を追想する。幼いころ彼の両親は仕事一辺倒で、家族の愛を感じたことはなかった。両親との再会も口論に終わるが、ポールは「生まれてくる子には、二の舞を演じさせるな」と言う。超音波を利用した機械により子供が男の子だと告げられたボブは、命の尊さを知る。彼は死の恐怖を克服するために、少年時代から恐怖の的だったジェットコースターに挑戦する。ホーの元でヒーリング治療を再開したボブは、妻と子供に幸福を見い出し、心の平静を保った。だが病状は進行し、ボブは死の床を迎える。両親や弟たちに囲まれ、愛を噛みしめたボブは、家の中庭に本物のサーカスが来ているのを見る。幼いころサーカスを見せてくれなかった両親が、ついに願いをかなえてくれたのだ。静かに目を閉じるボブ。彼岸へのジェットコースターに乗り込んだ彼は、神秘的な光の世界へ旅立った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ブルース・ジョエル・ルービン
- 脚本
- ブルース・ジョエル・ルービン
- 製作総指揮
- ギル・ネッター
- 製作
- ジェリー・ザッカー
- ブルース・ジョエル・ルービン
- ハント・ロウリー
- 撮影
- ピーター・ジェームズ
- 美術
- ニール・スピサック
- 音楽
- ジョン・バリー
- 編集
- リチャード・チュウ
- 字幕
- 戸田奈津子