マーシャル・ローのレビュー・感想・評価
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軍隊が出てくる
意味が分からない。
テロ対策なら警察とFBIだろ。それこそマクレーンのオハコじゃないか。
FBIのテロ対策の本部があるビルの爆発が戒厳令の発令の元のようだけど、意味ないように思える。
アラブ人を球場の中に作ったケージの中に入れている。何のための拘束。取り調べをしている様子はないし。
将軍のアラブ人嫌悪がさせている?
CIAの外国での作戦が、世界中にテロの芽を植え付けたことが見てとれる映画だ。
イスラエルとアラブ人との抗争も。
ラストの展開はなんだかな。戒厳令の発令や解除って、何時からって告知があったりするんじゃないのかな。
午後ロード 録画視聴にて
この映画の1年後に9.11が勃発するが…
9.11でアメリカのとった行動は軍隊を動かすことであり、この映画と同じくテロに対して軍事行動で解決しようとしている。
アメリカの行動って、いつも同じなのね。
そういう意味では、9.11から軍事行動までのアメリカの思想をわかりやすく、描いた素晴らしい作品とも言える。 皮肉だけど。
とはいえ、内容があまりに批判を論じやすい作品なので忘れがちだけど、本作はクライムアクション映画としては、かなり面白いと思う。
また、FBI × CIA × 陸軍の三つ巴構造も面白い。ブルース・ウィリスも若くてカッコイイしね。
個人的には、好きな作品です。
多発するテロに遂に出動する軍隊!
1998年(アメリカ)監督:エドワード・ズウィック
原題は「包囲」で、戒厳の前提状態のひとつである「包囲状態」を意味する。
やはり「マーシャル・ロー」の「戒厳」の方が相応しいしインパクトがあります。
この映画は「9・11=アメリカ同時多発テロ=2001年9月11日」の以前の映画です。
この映画を制作するきっかけとなったのは、「オクラホマ連邦政府ビル事件=1995年」
とのことです。
しかしこの事件の犯人は白人の元米軍兵士で、思想的にイスラム原理主義者とは、なんの関係もない犯人で、あった。
(このテロ事件で160名が犠牲になった。)
この映画ではイスラム原理主義者のアラブ系を犯人として扱っているから、
むしろ1993年の「世界貿易センター爆破事件」に近いと思います。
この事件の犯人はアルカイーダとイスラム原理主義テロ組織が
関与したとされているので、こちらの方がモデルだと言える。
こうして観ていると、この映画が9・11の後だったなら、制作されなかったか?
別物になった気がする。
あまりに9・11を連想させる映画なのだ。
歴史の流れとは、止められないもの
起こることは起こってしまう・・・のですね。
現在(2022年)には、世界的に大規模なテロ事件が減少しています。
アルカイダもISISは、現在どうしているのか?
新しい動きが生まれる前の静けさなのか!
今この映画を観ると、納得しずらい点も多いです。
FBIのデンゼル・ワシントン。
アラブ人の大学教授を恋人としているCIAのアネット・ベニング。
大統領の要請で軍隊を出動する将軍役のブルース・ウィリス。
特に不可解なのは、CIAと言いながらまるで組織の人間とは思えないスタンドプレイに
終始するアネット・ベニング。
アラブ系恋人に感化されていて、恋人が一番大事そう。
オサマ・ビン・ラディンに瓜二つの指導者をアメリカ軍が逮捕して拘束したことが、
この多発するテロ事件の原因なのだが、アラブ人を片っ端から逮捕して拘束する政府にも
人種差別と不寛容な世界を連想させる。
そして将軍のブルース・ウィリスを悪者にして、この映画を安易に終わらせるのも、
なんの解決にもならないのだった。
アメリカは1861年から1865年にかけての国内の戦い以来、国内が戦場になることはない。
それを思うとテロとの戦いで軍隊が出動?
この映画のテロ犯は小さなグループがほとんどなので、軍隊の出動の必要性が感じられない。
軍隊は単なる脅しの手段に見えて来る。
たとえ軍隊が出動してアラブ人を抑えようとしても、根本的な問題は解決しない。
スピード感ある展開。
デンゼル・ワシントンの格好良さ!!
(本当にハンサムだったのね)
スケールの大きさを堪能した。
娯楽作としてはよく出来ている。
緊迫感はなかなかのもの
デンゼル・ワシントンとブルース・ウィリス共演のサスペンス。
テロの驚異から自国を守る為FBIとCIAがそれぞれ作戦を展開する中、国は軍に出動を命じ、事態は三つ巴の攻防戦となっていく…
デンゼル・ワシントンのさすがの演技力が、全編に渡って緊迫感を持続させる作品。
主役ではないブルース・ウィリスの作品はいくつかありますが、今作もなかなか良い味を出しております。
表情をほとんど変えない威厳のある人物でありながら、何かを隠してる気がする…
善と悪の区別はつきやすい。
しかし難しいのは善寄りの悪と、悪寄りの善なのである。
9.11以前の作品・・・
実際のニュース、クリントンのコメント映像。とにかくテロの犯人はイスラムの人間だと言いたいらしい。ストーリー展開は、容疑者を拘留するにしても尾行するにしても、とにかくわかりづらくしている。特に前半は、どういう経緯で爆破テロの犯人に辿りついたかなんてのを思いっきり省略して、「イスラムは悪くなく、イスラム過激派が悪い奴だ」ということを強調しているにすぎない。それでもテロ=イスラムという構図を否定していない。
終盤、戒厳令(マーシャル・ロー)がしかれてからは、FBIデンゼルと将軍ブルースとぶつかりますが、人種差別に関する怒りがニュース・コメンテイターによってのみ語られるのも弱い。この映画のようにテロが続発したら、「恐ろしい戒厳令ってのもありうるよ」というメッセージはわかるが、テロが起きる原因については全く触れていない。テロ=シリアル・キラーという単純な発想しか思い浮かばないのが白人至上主義の頭なのだろう。結局、テロの原因は族長の拉致だったし・・・単純。
戒厳令=悪だというテーマもあるけれども、裏を返せば、米軍は他国で戦争していればいい!ということのようにも思えた。反戒厳令のデモがなければ、最低映画になるところでした。
何を守るために誰と戦うのか
自由、夢、希望…勝ち取って来た国民の輝かしい権利と母国を守るため、軍も司法も日々精進して来たはずなのに。テロという突如襲いかかる恐怖に疑心暗鬼となり、戦時下の収容所のような人種隔離にまで発展する。敵はテロリストなのか、それともテロリストを生み出し人権を無視する自国の権力者なのか。
CIA工作員Sharonと将軍の立ち位置が、どんでん返しなら映画的に面白いのでしょうが、不明瞭にブレるので、国を挙げたテロ対策であるべきなのに、こんなにも邪魔し合って全く足並みが揃わないの?と疑問を抱きながらの鑑賞でした。
最後まで観れば、何故Sharonが独断で捜査に介入してくるのか分からなくもないのですが、これだけテロが続けばCIA上層も黙ってはいないでしょうし、担当FBI捜査官も少ないような…。
本作の数年後に9.11が起きました…。
結末がうーんという感じ
大統領が任命した戒厳令司令官をFBIの一捜査官があんなに簡単に逮捕できるものなのか?アメリカであんなに簡単に戒厳令を発令するかね?等々最後のクライマックスが嘘くさくて,うーんという印象でした
意外な役に豪華俳優
同時多発テロの前に作られた凄まじいクオリティの作品
テロが現実に起きてしまった今こんな作品を作ることはできないだろう、そうした意味で価値がある。同時多発テロの恐ろしさ、対テロ戦争の難しさというものが良く描けている。
ブルース・ウィリスが悪役になっていること、名探偵モンクのトニー・シャルーブがシリアスな役をやっているという点でも面白い。
ただしドラマとしてはあまりおもしろくない
テロの恐ろしさを描いた作品としての価値がある。
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