「火山弾 行方見定め 避けるべし」ボルケーノ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
火山弾 行方見定め 避けるべし
クリックして本文を読む
ムービープラスで久しぶりの鑑賞(字幕)。
ミニチュア特撮とCGを駆使したディザスター・シーンは今観ても色褪せない迫力だ。溶岩の底知れぬ熱さも伝わって来たし、一見ミニチュアに見えないのも素晴らしい点である。
迫り来る溶岩の恐怖、緊迫感を伴ったパニック演出にハラハラ・ドキドキが止まらない。都会での大噴火に、決して諦めること無く敢然と立ち向かっていった人々の勇気に感動した。
映画的な脚色等で科学考証を無視した描写も中にはあるのかもしれないが、火山弾に関する教訓を得ることが出来た。
火山弾が降って来たら、すぐさま逃げたくなるのをグッと堪え、ギリギリまで軌道を見定めてから逃げるが吉と学んだ。
[追記(2025/06/01)]
未曾有の大災害を前に、人種や性別、反目を超えて一致団結していく人たちの行動の、なんと尊いことかと思った。
何度も観ているが、ラストの「みんな同じ顔してる」のセリフの意味が初めて腑に落ちて、涙が出そうになった。
災害の折には個人の力は小さい。無力では無いにしても微力だ。だが、たくさんの微力が合わされば大きな力となる。
そこには、人間社会の目指すべき姿があるように思えてならない。現実がこんな風により良き世界にならんことを…
[以降の鑑賞記録]
2025/01/01:Blu-ray(吹替【テレビ朝日版】)
2025/06/01:Blu-ray(吹替【ソフト版】)
※修正(2025/06/01)
コメントする