「ジャッキー&ミシェールの超絶スタント」ポリス・ストーリー3 バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー&ミシェールの超絶スタント
一時結婚して引退していたミシェール・ヨー(当時はミシェール・キング)の復帰作となったジャッキーの人気シリーズ3作目。といってもミシェールの出演映画を観たのはこれが初めてだった。
そのミシェールがジャッキーに劣らぬ超絶スタントに挑んでいて、特にバイクで列車に飛び乗るシーンがものすごい。ジャッキーも負けじとヘリからぶら下がった縄ばしごに捕まったまま振り回されるスタントに挑むなど過激スタントがエスカレート。ジャッキー自身の監督作以外でここまでの超絶スタントは初めてで、スタントマン出身のスタンリー・トン監督のアクション演出に興奮した。終盤の列車の上でのアクションも面白く、いまいちだった2作目の『九龍の眼』から出来がV字回復だった。
また90年代のジャッキー映画は海外を舞台とした作品が多くなったが、本作ではミシェールが中国警察という設定で中国が舞台の1つになっているのも興味深かった。当時は香港返還が目前の時期だったし、チャン・イーモウやチェン・カイコーの映画は現在ではなく昔を舞台としたものが多かったから、現在の中国が舞台となるのは珍しかったのだ。
なおマギー・チャンはこれが最後のジャッキー映画となった(ま、一応今後出演する可能性も全くのゼロとまでは言えないけど、実質マギーは女優業は引退状態ですしね)。
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