微笑みをもう一度のレビュー・感想・評価
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サンドラ・ブロックが惚れ込んだ脚本と説得力のある演技を堪能
Disney+にて
オリジナル音声&字幕
に設定して視聴しました。
夫のビル(マイケル・バレ)に裏切られたバーディ(サンドラ・ブロック)は、娘バニース(メイ・ホイットマン)を連れてシカゴから故郷へ、母ラモーナ(ジーナ・ローランズ)と甥トラヴィス(キャメロン・フィンレイ)が住むテキサスの小さな町スミスヴィルに戻ってきます。
高いところから落ちるとダメージは大きいものです。
娘バニースの学校でのイジメのエピソードも目が離せません。
素朴で奥手なジャスティン(ハリー・コニック・ジュニア)とのロマンティックなシーンも印象的です。
今作で初めて母親役を演じたサンドラ・ブロックが、長編としては初めての製作総指揮も務めています。
俳優でもあるフォレスト・ウィティカー監督により、脇役も含めキャストの魅力が引き出されていて良かったです。
To Make You Feel My Love
サンドラ・ブロック主演の
ハートフルロマン
共演は、「インデペンデンス・デイ」
「イルカと少年」のハリー・コニック・Jr
テレビ番組で
夫ビル(マイケル・パレ)と
親友の浮気を聞かされ
傷ついたバーディ(サンドラ)は
幼い娘のバニースを連れて
テキサスの実家に戻る
母親ラモーナや、父親
そして、
高校の同級生だった
ジャスティン(ハリー)に再会し
徐々に 自分を取り戻してゆく
それにしても、
海外のリアリティ番組が
あまりにも酷すぎて、ないわ・・(;・∀・)
故郷に戻るが
田舎町に住む友人達から
何かと 騒がれ 噂話されたり
娘は学校の友達から
嫌がらせ受けたりと
切なくなるシーンも・・・。
おばあちゃんが亡くなり
教会で パパを見つけたバニース
喜んだのもつかの間
ビルが、バーディに別れを告げて
出て行こうとする
その、パパと一緒に行くと
小さな荷物を持って
車に乗ろうとするバニースに
「一緒には住めない」と
泣き叫ぶ娘を残して
去ってしまうビルに
「サイテー」と
パンチを浴びせたい
気持ちになりました。
自信を失くし
落ち込むバーディを
いつでも、そっと見守っている
カウボーイハットの
ジャスティンが優しくて
ハッピーエンドで良かったです。
ラストで、バーディが
母親のラモーナから聞いた言葉を
言うのですが
”いつでも本当の自分を見失わないで
希望を持ち続ける事”
それが、幸せの秘訣だと・・
母親の愛はパワーですね。
カントリーな
映画音楽もステキで
特に、ボブ・ディランの名曲
“Make You Feel My Love”を
Trevor LoughreyのCoverで
”To Make You Feel My Love”
聴けて良かったです。
この曲は、アデルや
ビリー・ジョエルのCoverも人気ですね。
そして、
池井戸潤原作映画
『七つの会議」の主題歌でもあります。
元気ハツラツな役処が多い
サンドラが傷心して
大泣きしたりする姿を
見ると 胸が痛くなりました。
親子愛より郷土愛
娘バニースが面白い。いや、母親も甥トラヴィスも旧友たちも面白い。しかし、何故か失意のどん底にあるはずのバーディに感情移入できない。不思議と彼女を立ち直らせようとする回りの人間に感情移入してしまうのだ。下手にバーディに感情移入してしまうと、全く笑えない映画となってしまって低評価になることでしょう。
メインは親子愛というよりも郷土愛を感じてしまいました。まだ憧れの女性を想い続けるジャスティンの存在も良かった。この映画に対する評価が低い人は、冒頭の最低番組にムカついた人のようですが、番組と夫と親友を徹底的にひどい存在として扱ってるからこそストーリーが生きてくるのだと思いますよ。
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