北海ハイジャック

劇場公開日:

解説

正体不明の7人のグループによって巨額の身代金を要求されたイギリス政府を救うフロッグマン・チームの活躍を描くアクション映画。製作総指揮はモーゼス・ロスマン、製作はエリオット・カストナー、監督は「ワイルド・ギース」のアンドリュー・V・マクラグレン、脚本はジャック・ディビス、撮影はトニー・アイミ、音楽はマイケル・J・ルイス、編集はアラン・ストラッチャンが各々担当。出演はロジャー・ムーア、ジェームズ・メイスン、アンソニー・パーキンス、マイケル・パークス、デビッド・ヘディソン、ジャック・ワトソン、ジョージ・ベイカー、ジェレミー・クライド、デイヴィッド・ウッド、フェイス・ブルックなど。日本語版監修は金田文夫。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1980年作品。

1980年製作/アメリカ
原題または英題:North Sea Hijack
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1980年5月24日

ストーリー

北海をはさんだ対岸ノルウェーの港。ノルウェーの貨物船“エスター号”が、“ルース”と“ジェニファー”と呼ばれる採掘やぐらからなる巨大な海上石油基地に向かって出航するという直前、7名の男が乗船を求めてやってきた。政府広報官ハーリング(デイヴィッド・ウッド)に率いられた外国新聞記者グループで、リュー・クレイマー(アンソニー・パーキンス)、ハロルド(マイケル・パークス)らであった。“エスター号”のオラフセン船長(ジャック・ワトソン)に乗船を許された彼らは、しかし港を離れた途端に、時限爆弾や機関銃を武器に従業員を人質にし、“ルース”と“ジェニファー”がボタン一つで爆発する状態にし、“ジェニファー”のキング主任(デイヴィッド・へディソン)に法外の金額の要求を叩きつけた。すなわち英国政府は24時間以内に2500ポンドの現金を5ヵ国通貨で支払うこと、その要求が通らない場合は彼らは“ルース”を爆破し、さらに4時間後に700名の作業員もろとも“ジェニファー”を爆破するというものだった。この要求に頭をかかえた女性首相(フェイス・ブルック)、ティッピング枢密院議長(ジェレミー・クライド)らの要請は海軍提督ブリンスデン卿(ジェームズ・メイスン)を通じてフォルクス(ロジャー・ムーア)に伝えられた。フォルクスは、女の替りに猫を愛し、朝からスコッチをたしなみ、刺しゅうの針をもつという風変りな男だったが、一方では海軍やコマンド部隊出身のつわ者どもを集めた私設フロッグマン・チームを組織し、世界の名だたる保険会社などの依頼をうけるなど、日夜訓練に明け暮れている強力な手腕の持ち主だった。一方、“エスター号”の乗組員もなんとか敵を倒そうと作戦をねったが、毒薬をもろうとして逆にクレイマーに気づかれ乗組員が殺されるなどの事件が起きていた。いよいよ約束の時間が近づいたが、フォルクスの作戦で一時は難をのがれ、さらに人質として、フォルクス自らブリンスデン提督、キング主任らと“エスター号”に乗り込んだ。そしてクレイマーの指先が爆破ボタンに触れるだけで700名余りの人質と共に北海の油田基地が破壊されるという危機迫る瞬間、フォルクスの計画が功を奏し、クレイマーを撃ち倒すことに成功した。手がらをたてたフォルクスに対し、イギリス国家が表彰することになるが、フォルクスは、賞金も社会的地位もことわり、そのかわりに猫を要求するのだった。(ユニヴァーサル映画=CIC配給*1時間40分)

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映画レビュー

3.5英国流

2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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北海油田の海上基地に爆弾が仕掛けられ、英国政府が脅される。
犯人グループのリーダーはアンソニー・パーキンス、対策に当たる海軍提督がジェームズ・メイソン、そして主役の保険会社のリスク担当がロジャー・ムーア。
初期の007同様、英国風でなんとなく飄々としているのが面白い。

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