ポセイドン・アドベンチャー(1972)のレビュー・感想・評価
全47件中、41~47件目を表示
迫力あった。
古い映画だが充分迫力があり、最後までテヒ汗握った。映像は見た目のショッキングさもテンポも最近のもの方が、上なのに何故だろう。
リアルタイムで見てたらトラウマになりそうな生々しさがあった。最近の映画の「リアル」とは質の違う「リアル」さを感じた。
リーダーの牧師さんは、次々出される問題を決断して、みんなを強引にみんな引っ張っていく。その力の拠り所は神だろうと思う。
強力なリーダーシップ、ヒーローになるには強力な信仰、拠り所が必要なんだろうと思う。それが神に対する怒りでも。選択した結果が正しいかは分からないが、選択した事は正しい、と思う為の拠り所。
そんな牧師が心が折れそうになった時に彼を救ったのは、牧師の信者たる少女と彼に懐疑的だが決断はしない刑事。
神と人によってリーダーになり、ヒーローとして死んでしまう。
そんなリーダーになりたいと思う。そのために心の拠り所となる何か、内なる神を持たなくては、そんなことを思わせる映画でした。
結構宗教的との関連、解釈が色々ありそうなので、機会があったら調べてみよう。
午前十時の映画祭にて鑑賞。 こういう映画をスクリーンで今観られるっ...
午前十時の映画祭にて鑑賞。
こういう映画をスクリーンで今観られるって有難いです。
パニック映画でも、人間ドラマもきっちり描けていて面白いです。
よかった
午前十時の映画祭で初めてスクリーンで見た。子供の頃にテレビで何度か見ていて、ジーンハックマンが赤いハンドルにぶら下がっている場面が印象的で、そのハンドルが出て来た時、あれだ!と思った。
太ったおばあちゃんが見せる男気とガッツに感涙した。
『タワーリング・インフェルノ』より人間ドラマが濃厚だったような気がする。
ジーンハックマンの強く、強く生きようする意思がとても良い。どう行動...
ジーンハックマンの強く、強く生きようする意思がとても良い。どう行動すれば正解かなんてわからない。それでも決断をしなくてはならない。犠牲が出ようとも、諦める事なく抗う先に、自分の内なる神が自分を助ける。
序盤の和やかな年越しシーンから、絶望的な転覆で一気に緊張感が走る。自分がその場にいたら最初にツリーを登れただろうか?差し迫る水位に臆せず梯子を登れただろうか?大勢が向かってるから船首の方にいかなかっただろうか?
そんな臨場感が全編に渡りあり、聖書的なテーマを別にしても最高のスペクタクルが楽しめる。
パニック・脱出もの映画の優秀な元祖
総合:80点
ストーリー: 80
キャスト: 85
演出: 85
ビジュアル: 80
音楽: 70
それぞれの人々は、会ったばかりのただの一般人。誰一人としてサバイバルの専門家などいない。混乱して恐怖にすくみ意見が対立する中でも、人の都合など待つことなく水の浸水は続いて爆発が起き、次々と危機が訪れる。果たして何が正しいのか、どのような決断をすればよいのか。その場面場面で何が正しいかを冷静に分析して決断をするという運命の分岐路が深刻な意味を持ち、この映画の緊迫感を盛り上げる。
それぞれの登場人物が年齢も性別も正確もばらばらで、彼らが次々におとずれる危機に示す反応が個性を発揮して人間劇となっているのも見所。特にジーン・ハックマン演じたスコット牧師の、非常事態における有無を言わせぬ強引なまでの指導力と決断力は最も魅力がある。この状況で当たり前のことをやっていては生き残りは困難だろう。
地震のせいで津波が起きても通常は沿岸に近づくまではそれほど大きな波にはならないのではないかとか、転覆前には大荒れだった海なのに、そんなに簡単に転覆した船の船体にとりついてバーナーで船底を焼ききれる作業が出来るのかとか、穴を開けたら救出前に船体から空気が噴出して一気に浸水が進むんじゃないかとか、疑問点もある。いつ沈むかわからない転覆した船の上にヘリコプターが堂々と着陸するなんてのも考えられない。だが全体として緊迫感を盛り上げるものとしての物語は良く出来ており、また錆や汚れまでもが再現された船内のセットも現実感を煽っていた。
全47件中、41~47件目を表示