「現実と夢の対比」僕の村は戦場だった laikaさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と夢の対比
難解といわれるタルコフスキーだけれど、この作品は分りやすく描かれている。
戦争という過酷かつ残酷な環境化で復讐に燃える少年、イワン。
イワンが見る夢や回想のシーンは、海や雨など水を使った詩情豊かな美しい映像で、きらきらとした生命の喜びと幸福に満ちている。
それと対比して、現実は残酷で怒りと死の恐怖に支配されている。
単なる戦争映画とは違い、詩的な映像を随所に挿入することで、イワンの心情に入り込むような感覚があった。
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