ポーキーズ2
劇場公開日:1983年12月17日
解説
82年に公開された「ポーキーズ」の続編で、高校生たちのハチャメチャな珍騒動を描く喜劇。サイモン・リーヴス・ランズバーグ・プロの唯一の作品で、同社はこの映画のあとに解散した。製作のドン・カーモディとボブ・クラーク、監督のボブ・クラークは前作と変わらない。エグゼクティヴ・プロデューサーはメルヴィン・サイモン、ハロルド・グリーンバーグ、アラン・ランズバーグ。脚本はボブ・クラーク、ロジャー・E・スウェイビル、アラン・オームズビー。撮影のレジナルド・モリス、音楽のカール・ジットラーも前作のメンバー。出演は前作と同じダン・モナハン、ワイアット・ナイト、カーキ・ハンター、ナンシー・バーソンズなど。
1983年製作/アメリカ
原題または英題:Porky's II The Next Day
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1983年12月17日
ストーリー
1954年、フロリダ州シーワード郡にあるエンジェル・ビーチ。ここの高校に通うピーウィ(ダン・モナハン)は、ウェンディ(カーキ・ハンター)と初めてセックスをした翌朝、満面に微笑をたたえて目を覚ました。学校に行くと、仲間の卜ミー(ワンアット・ナイト)、ティム、ミッキーが彼をからかい「スケを廻してくれ」という。色男ぶったピーウィは承知し、みんなに「誰とでも寝る娘を紹介してくれ」と尋ねると、みんな「それはウェンディだ」と答える。ガックリ来たピーウィにウェンディは「私は誰とでも寝るわけじゃない。私はあなたが好きだったから」といい、ピーウィはにっこり。卜ミーたちに仕返しをすることにし、ストリッパーのサンディに金を出し、淫乱女ということにして、みんなを墓場に誘い、幽霊のかっこうをして驚かそうと企む。ところが、トミーらはすべてを承知して裏をかき、またもやピーウィは全裸で墓場から逃げ出すはめになった。ピーウィの母は高校で演劇のコーチをしている。高校ではシェークスピアの夕べと銘打って、「マクベス」「真夏の夜の夢」「ロメオとジュリエット」などを上演することにしていた。ピーウィやウェンディ、ミート、ビリー、インディアンのジョン・ヘンリーらがリハーサルをしていると、バルブリッカー先生(ナンシー・パーソンズ)や「正道教」なる宗派のフレイベル神父が来て、シェークスピアは猥褻裂だという理由で上演を禁止しようとする。校長やゲブハート議員は、心配するなと生徒たちを安心させる。しかし、フレイベルは反対運動をエスカレートし、さらにKKKも参加する。この情勢を見てゲブハートは、禁止にまわる。ピーウィらは反撃に立ち向かう。郡裁判所で市長たちが、フレイベル神父から借りたエロ・フィルムを鑑賞し、感嘆の声をあげているのをこっそりテープに録音する。一方、ゲブハートからマイアミのレストラソに誘われたウェンディは、けばけばしいドレスであらわれ、傍若無人の振る舞いをして、ゲブハートの評判をめちゃくちゃにする。フレイベルはその頃、信徒を集めて大演説をぶっていた。卜ミーらはKKKのメンバーの頭髪を剃り、全裸で集会に送り込む。さらに、エロ・フィルムの盗聴テープを流したので、集会は大混乱。市長もフレイベルも失脚してしまった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ボブ・クラーク
- 脚本
- ボブ・クラーク
- ロジャー・E・スエイビル
- アラン・オームズビー
- 製作総指揮
- メルビン・サイモン
- ハロルド・グリーンバーグ
- アラン・ランズバーグ
- 製作
- ドン・カーモディ
- ボブ・クラーク
- 撮影
- レジナルド・モリス
- 美術
- Fred Price
- 音楽
- カール・ジトレー
- 編集
- スタン・コール
- 衣装デザイン
- メアリー・マクロード
- 特殊メイク
- ヴァリ・オライリー