ボーイズ・オン・ザ・サイドのレビュー・感想・評価
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【今作は、訳アリの人種も性格も違う3人の女性が、人種も性格も違う3人の女性が時に対立しつつも、助け合い、閉塞感から新しい人生を求め旅立つ姿を描いたロードムービーなのである。】
■大都会ニューヨークの生活に見切りをつけたロビン(メアリー=ルイーズ・パーカー)は、サンディエゴに向かうためのドライブパートナーを探していた。
すると、クラブをクビになった歌手・ジェーン(ウーピー・ゴールドバーグ)が新天地のL.A.へ向かうために応募して来る。
更に、クスリの売人の男ニックに暴力を受けているジェーンの女友達・ホリー(ドリュー・バリモア)も加わり、3人の女性は自分達の新天地を求めて、車を走らせるのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ロビンと、ジェーンとホリーの人種も性格も違う3人の女性が、人種も性格も違う3人の女性が時に対立しつつも、助け合う姿が良いのだな。
ロビンが好きなカーペンターズをゴスペル歌手ジェーンが最初は嫌いだと言いながら、密かにカーペンターズの歌を口ずさむ姿を、そっと見ているロビンの表情。
・ロビンは、体調を崩しがちだが、途中でエイズである事が分かるも、ジェーンとホリーは偏見無く接する姿が、何とも良いのだな。
二人は、懸命に彼女をサポートするのである。
又、ジェーンがレズである事も明らかになるのである。
・ドリュー・バリモア演じるホリーが、クスリの売人の男ニックの暴力に耐えかねて、ロビンと、ジェーンが見ている前で、バットで逆襲するシーンも、ドリュー・バリモアらしいチョイコミカルなトーンで描かれるのだが、ナント椅子に縛り付けてほかって置いたら、死体で発見されて、さあ大変。
そんな中、3人は一緒に暮らし始める中、ロビンはバーテンダーのアレックスと恋に落ちるのだが、自分がエイズであるために彼を素直に受け入れられないのである。
・けれども、ここで登場するホリーに一目ぼれした真面目な警官エイブ(マシュー・マコノヒー)が、実に良い奴で、ニックの子を妊娠している彼女を激しく愛するのである。
そして、彼の判断で裁判を受けさせるのである。
このシーンでの、疎遠になっていた母を呼び、話し合ったロビンが、大切なモノの存在に気付き、ロビンはホリーの裁判で、ニックに暴力を受けていた事を証言するのである。そしてこれが、彼女の罪を軽くするのだな。
・そして、ホリーは獄中出産し、減刑されたために早期出獄をする。それを待っていたエイブ、衰弱しながらも笑顔で迎えるロビン、ジェーン。
皆でお祝いする中、ジェーンはロビンに向かって歌を歌うのである。それを聞き涙ぐむロビン。
<ラスト。ロビンが使っていた車椅子には、今は彼女はいない。だが、ジェーンはホリーにクリスマスには帰ると告げて、オーディションに向かうのであった。
今作は、訳アリの人種も性格も違う3人の女性が、人種も性格も違う3人の女性が時に対立しつつも、助け合い、閉塞感から新しい人生を求め旅立つ姿を描いたロードムービーなのである。>
女たちのロードムービー
まったくタイプの違う女たちが、それぞれ行き詰まった状況を打開するために、車で西海岸を目指す。物騒なアメリカでは、車で女がひとりきりで旅するのは危険なので、新聞でバディを募集したりするらしい。いかにもいいとこの子、という感じのロビンの広告に応募した、崖っぷちシンガーのジェーン。なんか反りが合わないと思いながら、目的のために我慢するが、ロビンは体調が良くないようで…。途中で、ジェーンの友達ホリーが成り行きで同乗し、女3人で西へと進んでいく。
ジェーンが「クロース・トゥ・ユー」を歌うところは、胸が震えた。好きな人の好きな曲を歌うなんて、もう愛の告白じゃん。受け取った方も嬉しそう。そして、幸せに包まれて死ねるなら、人生悪くないかもと思えた。
LAまでどれくらいの距離だかわからないが、あの場所に留まって良かったんじゃないかな。メキシコに近いのかもしれないが、町の人の優しさや、家の感じがあたたかくて、いい雰囲気。
BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
良かった
この映画とても好きです 当時、映画館で観てから20年以上かぁ〜 懐...
ロードムービー
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