劇場公開日 1967年3月18日

「昔TV洋画劇場で見た懐かしの作品集」砲艦サンパブロ シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0昔TV洋画劇場で見た懐かしの作品集

2025年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昔(少年期に)テレビで見た作品の中で強烈に印象に残り、その後見返していない作品の記憶がどれだけあやふやなのかを確認するために再見する個人的シリーズです。

本作は前後編と分けてテレビ放送されていましたが、非常に印象深い作品の中の1本です。
巨匠ロバート・ワイズ監督作品で当時「サウンド・オブ・ミュージック」と同時進行で撮影していたらしいですね。
主演はスティーヴ・マックィーン、キャンディス・バーゲン他、豪華俳優共演の大作で劇場の大画面でも見たかったのですが、その後劇場で見る機会に恵まれませんでした。

今回見返して凄く面白かったのですが、歴史映画でもあり今の私が見て面白いと思うのであって、当時の私は一体何に興味を惹かれて強く記憶に残っているのかはよく思い出せませんでしたね。
一瞬“世界”というものが垣間見えたのかも知れません。
今だからこそ、揚子江に浮かぶアメリカ戦艦という構図の面白さや、後半の揚子江の戦闘シーンがまるでリアル“赤壁の戦い”の様な興味深さや、ホルマン(S・マックィーン)という1等機関兵の生き方や存在感が、その後のアメリカンニューシネマに登場する主人公像へと繋がるキャラクターであったりと、今の私だから楽しめる要素が満載だったので、見返して本当に正解でしたね。
当時は何を思って見ていたのかは不明ですが、教科書には無い歴史・風景・ドラマに惹き込まれていたのでしょうね。

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シューテツ