ベニイ・グッドマン物語のレビュー・感想・評価
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ミュージシャン伝記映画
ライオネル・ハンプトンとのいきなりのセッションが感動的!楽器、特にインプロヴィゼーションを主とした音楽をやっていないと、この感覚はつかめないかもしれないが、これほどまでに表現できているのは素晴らしい。 ニューオーリンズ・スタイル(楽譜なし)にハマってジャズの世界に入るベニー。船上の楽団で小遣い稼ぎ、20年代不況の中、家族との絆も心暖まる。ジャズのプロとして活躍していたころ、交響楽団との共演をして、アリスが見直してしまう。最初の感動は巡業先での「ワン・オクロック・ジャンプ」で観客を圧倒するところ。ダンスホール支配人もビックリのシーンです。アリスとのロマンスも音楽を通じて愛を深めていくところにプロットの素晴らしさを感じます。アリスにプロポーズするくだりと、カーネギー・ホール初のジャズ演奏がラストで絡み合い、「シング・シング・シング」が・・・母親はアリスに結婚反対の意向を示しているが、アリスの愛情の深さを試していたのでしょうね。He is asking me now. クラリネットは影でグッドマン本人が吹き、豪華なゲストミュージシャンの参加で最高に盛り上がります。S・アレンの運指もグッドマンに師事したこともあり違和感がありません。演奏曲目と独奏を書いたパンフレットと客が読み上げることでで曲名とゲスト・ミュージシャンを紹介する手口も憎い演出だ。
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