「overtureからオープニングクレジットがやたら長い!6分もあるぞ。」北京の55日 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
overtureからオープニングクレジットがやたら長い!6分もあるぞ。
それにしても長い。この3時間は苦痛だ。ラスト1時間における爆破スペクタクルだけが印象に残る。しかも欧米賛歌の映画なのだから面白いはずがない。
清朝の衰退というのは、19世紀から始まる欧米の植民地化政策によってなったのだろうから、義和団を支持した西太后だけを非難するのはおかしいだろう。製作年からするとケネディ大統領就任時期とも重なり、ベトナム戦争を正当化するかのような映画でもあるわけだ。今で言えば、イラク戦争を題材にしたものと同じ。異国の独裁者を批判しながら、その渦中へ飛び込んだ軍人の美談を長々と語る・・・
日本からは伊丹十三が柴大佐として出演しているが、ちょいと影が薄い。弾薬庫爆破のときにちょっと活躍した程度。
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