劇場公開日 1974年3月9日

「ペーパームーン」ペーパー・ムーン 星野聖栞(ほしの・せしる)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ペーパームーン

2014年8月17日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

楽しい

幸せ

☆モデル聖栞の乙女CINEMA☆

「ペーパームーン」

アディは本当の父親を知らされぬまま、母を亡くし、母の恋人のひとりであったモーゼと、名前入り聖書を売るという詐欺をしながら、親戚の家まで送り届けて貰うことになる。

聖書は偽物だが、愛する人からのプレゼントだと信じ、それを手にするとき、本物の幸福に満たされるのである。

目的地に着いたとき、アディは親戚の家に留まらずに、モーゼと旅を続けることを選ぶ。
作り物の親子だったモーゼとアディもまた、本物の親子になったのだ。

村上春樹の著作「Q184」で、この物語が転用されている。

「ペーパームーン」で子供を利用して聖書を売る男は、NHKの集金をする天吾の父親であり、宗教の信者を勧誘する青豆の母親である。

星野聖栞(ほしの・せしる)
モデル/日本ロリータ協会会員No.3223

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星野聖栞(ほしの・せしる)