劇場公開日 1974年3月9日

「文句なく観て良かった作品」ペーパー・ムーン 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5文句なく観て良かった作品

2018年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

ずいぶん以前にレンタルで観たのだけど忘れている所多々あり。
グラマーダンサーのトリクシーとその付き人の黒人少女の存在は
丸ごと忘れていたので新鮮でした。

何よりも主人公の二人が働く詐欺シーンが秀逸。
子供のアディの方がよっぽど臨機応変で詐欺師の素質あり!!
その反面、ちょっぴり子供らしいシーンもほの見えて
未だに破られていないアカデミー最年少受賞も納得の演技。

ライアン・オニールもチンケな小悪党、適度にダメダメな親父ぶりで
「ある愛の詩」で二枚目俳優として人気だった当時としては
よくこの役を受けたな〜〜とある意味、感心した。

話の中盤
グラマーダンサーのトリクシーに夢中になるモーゼに
拗ねてしまったアディを説得するトリクシーが
この子には子供は騙しは通用しないと瞬時に判断して
思わず女の本音で話すところが、なんとも良い。
モーゼが早くトリクシーから目を覚ます様に画策するところも
女VS女みたいな感じで、徹底的にドライで小気味良い。

そしてラストシーンまで余計なお涙頂戴に落ちる事なく
ドライなままで終わるので逆に余韻が残る。
ラストの長い長い長回しを観ている観客は
トラックの二人の会話を想像するのも楽しい〜〜

★もう一度観るなら?
「有料チャンネルやレンタルでじっくり観たい」

星のナターシャ
2019年9月23日

子どもの頃、TVで見て。バブルの頃、彼とVHSで見て、午前10時の映画祭でダンナとスクリーンで見て、今ひとりになりDVDで見てます。一人で…今が一番胸に染みます。アディ見たいな子を作ってたら良かった😭

あ
きりんさんのコメント
2018年9月29日

「マイ・ファニー・レディ」、3年ほど前の映画ですがテイタムが突然出てきてホントびっくりしましたよ。

きりん