「新しい型(当時)」プレデター R41さんの映画レビュー(感想・評価)
新しい型(当時)
後にエイリアンVSプレデターという作品が登場するように、この作品の下地にあるのはエイリアンであることは間違いないと思う。
この作品の面白さが今では当たり前となってしまった逆転の発想と置き換えだろうか。
とにかくその設定にワクワクさせられる。
人間のコレクション
でも「彼」はいつも満たされることはなく、欲求不満が溜まっている。
戦闘民族 まるでサイヤ人だ。
下等生物のように反射や本能のみで生きているものと違い、彼は明確な意思を持って生きている。
それが戦って勝ち取るということ。
その敵役に登場するのがアクション作品で一躍トップの座に躍り出たシュワちゃんだ。
シュワちゃん率いる精鋭部隊もことごとく彼の餌食にされてしまう。
彼にとってシュワちゃんは、地球に来て初めて出会った満足する敵だったのだろう。
半分壊れてしまったプロテクターを外し、素手で戦おうと煽ってくる。
しかしその力はシュワちゃんでさえも赤子と同じだった。
やがて仕掛けていた大木を上から落として決着がつく。
とどめの石をシュワちゃんが投げなかったのは、シュワちゃんもまた戦った彼に対する敬意を示したのだろう。
ところが最後の大爆発
負ければ証拠は残さないことが彼ら戦闘民族の掟なのだろうか?
シュワちゃんから見て、何もかもが規格外だった彼。
何もかもが驚きの連続だった。
救出ヘリの中で目を閉じたのは、死んだ仲間のことと疲れがあるのだろうが、生きている自分をしみじみと感じていたのかもしれない。
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