「劇場で見とくべきだった」プレデター うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で見とくべきだった
今となっては、どうにもできないことなのですが、この映画ほど、劇場で集中して見ることに向いている作品もないと思います。始めは、ストーリーの方向性も定まってない感じだったのに、いつの間にかサバイバルホラーとSFの中間のような展開になって、見たこともない映像体験が始まった。
軍隊と、異星生物の戦争映画だとばかり思っていたら、シュワルツェネッガーが追い詰められて、生き残れるのか?みたいな思いがけない展開に、引きこまれてしまった。それにしても、これをシリーズ化しようなんて、いったい誰が考えたのか。
劇中で、どうしても納得いかなかったのが、部隊の中でも一目置かれていた、ネイティブアメリカンの男が、自分の部族の習わしに則って、戦士のお祈りのようなものを捧げ、さあ、いざ決斗だ!と、かなり盛り上がった次の瞬間には、頭の骨だけの無残な姿になっているという、どうにも間抜けな展開。あれは腰が砕けたなあ。
2018.11.11
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