フレッシュ(1994)

劇場公開日:

解説

ブルックリンでドラッグ・ディーラーとして生活する12歳のヒスパニック系少年の姿を描く異色のブラック・ムービー。スタッフやキャストも物語にふさわしくニューヨークに在住する人物で固めた。監督のボアズ・イェーキンはクリント・イーストウッドの「ルーキー」などを手がけた脚本家出身で、タランティーノの「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」の製作を担当したローレンス・ベンダーに認められ本作で監督としてデビュー。製作はベンダーと、ランディ・オストロウ、エクゼクティヴ・プロデューサーはリラ・カゼス。脚本はボアズ・イェーキン自身によるオリジナル。撮影は「真夜中のカーボーイ」(アカデミー撮影賞受賞)や「シー・オブ・ラブ」などのアダム・ホレンダー。音楽はロック・グループ、ポリスの元ドラマー、「ランブルフィッシュ」「モアイの謎」のスチュワート・コープランド。編集はドリアン・ハリス。美術はダン・リー。ディーラーを演じる主演の少年は、それまでにも舞台やTVに出演した経験のあるショーン・ネルソンがオーディションによって選ばれた。その他の出演は、「パルプ・フィクション」や「グッドフェローズ」のサミュエル・L・ジャクソン、「ナイト・オン・ザ・プラネット」のジャンカルロ・エスポジート、『ゼブラ・ヘッド』(V)のN'ブッシュ・ライトほか。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Fresh
配給:パイオニアLDC
劇場公開日:1995年4月8日

ストーリー

ブルックリンに住む12歳の少年フレッシュ(ショーン・ネルソン)は、学校に通い、8人のいとこ兄弟と祖母と暮らしつつエステバン(ジャン・カルロ・エスポジート)という人物の仕切っているドラッグ・ディーラーを引き受けている。フレッシュは時々父親サム(サミュエル・L・ジャクソン)にチェスを教えてもらうために黙って公園に出掛けて行く。ある日、エステバンと敵対していたコーキーの手下とフレッシュの友人がバスケット・ボールをしていると口論となり、友人は殺されてしまう。そして取引を手掛けている間にしだいにお互いのディーラーが縄張りを伺っていることにフレッシュは気づく。フレッシュは父親に習ったチェスの勝負を自分の作戦のために応用することを思いつく。しかし最初に彼が考えた計画の中で、親友のチャッキーがコーキーの手下に殺されてしまう。フレッシュは離れ離れになった自分の姉ニコール(N'ブッシュ・ライト)やその親友のために復讐する計画を立てる。フレッシュはヘロインにまつわる争いを利用しつつ、かつては姉の恋人でもあったエステバンに、姉の新たな愛人に対する嫉妬心を燃え立たせることで、コーキーと同士討ちにする。エステバンも捕らえられると、フレッシュは公園にいる父親に会いに行く。キングになれ、と言う父親にフレッシュは涙を見せる。

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スタッフ・キャスト

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