「時節にあった映画に成っていくのかもしれない」ブレイブハート あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
時節にあった映画に成っていくのかもしれない
圧倒的な映像の迫力
中世の戦いがどうであったのかを、身体的な痛みを感じさせる見せ方はマッドマックスに通じるものがある
コナンザグレートでのクライマックスの戦いを大軍勢での戦いで見せたような具合だ
スパルタカスやローマ帝国の滅亡に於ける大軍団同士の戦闘シーンよりも迫力と迫真性がある
後年のグラディエーターの冒頭でのゲルマンの蛮族とローマ帝国の軍団との大戦闘シーンにも負けないどころか、リドリー・スコット監督は本作の戦闘シーンをまず下敷きにしたはずだ
大体戦闘シーンの分量からして全く違う
終盤の拷問に続く処刑シーンは露悪的ですらある
編集、構成、撮影といった部分で荒削りな部分はあるが、そんなものはこの映像の力にねじ伏せられてしまう
スコットランドの独立を勝ち取るのはもちろん武力だ
しかしブレイブハートの力がなければ剣の力は霧散していてた
21世紀のこれから迎えようとする困難な時代に日本が独立をまもれるのか
我々一人ひとりのブレイブハートが試される事になるのだろう
時節にあった映画に成っていくのかもしれない
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