ブレイブハートのレビュー・感想・評価
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生の迫力
尺が長いからと敬遠しないで
ラグビーワールドカップにイギリスから4チーム出場する理由が分かった
イギリスは、
イングランド、スコットランド、ウェールズ、及び北アイルランドの4つのカントリーから成る連合王国なので、
基本的には、イングランド人、スコットランド人、ウェールズ人、北アイルランド人によって構成される。
つまりその伝統がラグビー発祥のイギリスで生き続けているのだ。
その根拠が2024年1月1日のランキン表だ。
1 南アフリカ 94.54
❷ アイルランド 90.57
3 ニュージーランド 89.80
4 フランス 87.81
❺ イングランド 85.46
❻ スコットランド 83.43
7 アルゼンチン 80.68
❽ ウェールズ
イギリス人でもないメル・ギブソンが何故かな製作したのか不思議でならない。
アメリカ系オーストラリア移民としての気概をハリウッドで示したかったのかもしれない。
それはあの野外戦の鬩ぎ合いはラグビーを彷彿させるからだ。
それにしてもなんでこの作品にオスカー5体も贈呈されたか不思議な年度だ。
(^ω^)
ブレイブハート
メル・ギブソンが監督・製作・主演を務め、スコットランド独立のために戦った実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル。
13世紀末のスコットランド。
残虐非道なイングランド王エドワード1世の侵略により家族を殺された少年ウィリアム・ウォレスは、故郷から遠く離れた叔父のもとで暮らすことに。
やがて成人し故郷に戻ったウォレスは、幼なじみのミューロンと恋に落ち結婚するが、彼女はウォレスの目の前でイングランド兵に殺されてしまう。
復讐を誓ったウォレスは、圧政に苦しむ人々とともに自由と解放を求めて立ち上がる。共演は「ラ・ブーム」のソフィー・マルソー、「アルカトラズからの脱出」のパトリック・マクグーハン。
1996年・第68回アカデミー賞で作品賞・監督賞など5部門を受賞した。
自由を謳いアカデミー賞を狙い通りにゲットしたメル・ギブソン の凄み
メル・ギブソン 監督による1995年製作(178分)のアメリカ映画。原題:Braveheart
配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1995年10月14日
史実とは多くの違いあるらしいが、スコットランド独立の英雄ウィリアム・ウォレス(1270年頃 - 1305年)に関する歴史的物語らしい。まあ、大傑作「ハクソーリッジ」と比べたら物足りないが、イングランドとの闘いの描写は迫力があって、かなり見応えはあった。
ただ、平和主義者だったが、幼馴染の恋人キャサリン・マコーマックがイングランド領主に惨殺されて復讐するという展開だが、先があまりに見え見えなせいか、或いはマコーマックに可愛いらしさの不足のせいか、戦いだす動機描写に、個人的にはあまり納得感はなかった。
とは言え、主演のメル・ギブソンの頭脳を駆使した戦さ上手は見ものであったし、怪力の幼馴染みで一緒に戦うブレンダン・グリーソンの戦いぶりも見事。何より、イングランド王子(後のエドワードII世)のもとに、フランス王室から嫁いだの嫁イザベラを演じるソフィー・マルソーの知的な美貌が素晴らしく、主人公と同じく魅せられてしまった。
映画のストーリーとは異なるが史実的には、この絶世の美女だったというイザベラ (1295年頃 - 1358年)は、旦那の王政を愛人と共にクーデターで倒し、15歳の息子エドワードIII世を傀儡の王とし、摂政として実権を握ったらしい。映画では、ウォレスの子供を身ごもったという物語となっていた。成る程、美貌や頭脳、そしてエドワードII世を裏切るという点では、史実通りの設定なのか。
後にスコットランド王となるロバート・ザ・ブルース(アンガス・マクファーデンが好演)をはじめ多くのスコットランドの貴族たちが、イングランドに調略されて、戦いの最中にウォレスを裏切るのが、関ヶ原の戦いの様で、何とも興味深かった。戦いに敗れたものの、何とか生き延びていた主人公メル・ギブソンだが、結局ロバート父の謀略によりイングランド軍に捕えられてしまう。
そして、エドワードへの臣従を拒むウォレスは公開処刑をされる。民衆はどれ程の苦しみを受けても屈しないウォレスの強さに心を打たれ慈悲を乞う。首を切り落とされる間際までスコットランド人の自由を叫びながら、息絶える。そして、亡くなったウォレスの意志を継ぎ、ロバート(ロバートI世)はイングランドと闘い、スコット独立を果たす。
祖国民の自由のために、命をかけて戦いぬく姿が何とも力強く米国的で、主演及び監督・制作のメル・ギブソンがアカデミー賞を獲得しにいっているギラギラした強烈なエネルギーを感じさせられた。反面、自分たちの自由獲得のために戦ったことがない日本人との大きな感性の違いも感じさせられた。
監督メル・ギブソン、製作メル・ギブソン、 アラン・ラッド・Jr. 、ブルース・デイビ
製作総指揮スティーブン・マケビティ、脚本ランダル・ウォレス、撮影ジョン・トール、美術トム・サンダース、衣装チャールズ・ノッド、編集スティーブン・ローゼンブラム、音楽
ジェームズ・ホーナー。
出演
メル・ギブソン、ソフィー・マルソー、パトリック・マクグーハン、キャサリン・マコーマック、ブレンダン・グリーソン、ジェームズ・コスモ、デビッド・オハラ。
自由への争い
キャリアの頂点
歴史を紐解き、民族の感情を高ぶらせる。貴族階級の圧政に立ち向かった一人の男の生涯を力強く描き出す、感動巨編。興行的にも成功し、監督として作品性を高く評価された、メル・ギブソンのキャリアの頂点に位置する映画だ。
当時同じような立ち位置にケビン・コスナーがいたことから、本人の才能はもとより、彼の名前を使ったビジネスとして、優秀な人材が沢山まわりに居たということなのだろう。
その後のメル・ギブソン監督作品にも通底するのは、伝説的な英雄を取り扱ったおとぎ話が多いということで、史実に忠実かどうかということより、観客に伝えることを優先したエモーショナルな演出を得意とすることだろう。
それにしても、ゴシップによって身を持ち崩していった晩年は、まるで彼自身が映画の主人公であるかのようにも映る。これも、彼のチームをひとり、またひとりと優秀な人材が去って行ったことを暗示する。ケビン・コスナーも同じように持ち崩した。
苦み走った老人の役が板に付いて来たのも、さもありなん。でも、もう一度、あの軽快なユーモアと過剰なアクション、それでいて説得力を失わない一瞬の凄味を見せてほしいものだ。
一度は観ても良いかな史劇
アカデミー作品賞・監督賞などを獲った史劇エンターテインメント大作。約3時間。
確かに、兵隊の大軍場面などのスペクタクルシーンは迫力ある🎥
13世紀のスコットランドは、残虐非道なイングランド王エドワードⅠ世の支配下にあった。
侵略により父親など家族を殺された少年ウィリアム・ウォレスは成長して、女性=ミューロンと恋に落ちて結婚する。しかし、それもつかの間、ミューロンがイングランド兵に殺されたことから復讐を誓いながら、祖国解放を願うスコットランド人たちを率いて「自由を勝ち取る」ために立ち上がった。……という話。
ウィリアム・ウォレスを演じているのはメル・ギブソン(監督兼主演)、彼の妻を演じたのはキャサリン・マコーマックだが本当に綺麗😍💕
あとで出て来るソフィー・マルソーの方が、オーダー順は前だが、個人的にはキャサリン・マコーマックに軍配!😄笑
内容盛りだくさんなので3時間に亘るのだろうな……とは思うが、恋愛シーンなども含めて史劇一辺倒にしなかったところが、観る者が飽きることなく観られるようにしたと思われる。
イングランド王が残虐非道と言っても、それほどエグイ場面も無いので、やや説得力に欠ける感あり。
終盤の処刑シーンも同様。
別に残虐シーンが見たいわけではないので、個人的にはオッケー👍
まぁ、一度は観ても良いかなレベルの映画だったと思う。
ウィリアム・ウォレス
13世紀の実在したスコットランドの英雄(メル・ギブソン)の話で、3時間の大作。
イングランドに支配されていたが、主人公が妻を殺され立ち上がる。
人望が厚く、みるみるスコットランドを取り返していく。
当時のエドワード国王は一計を案じ・・・。
退屈しない3時間で、戦闘シーンは見ごたえがある。
メル・ギブソン監督特有の痛い演出が随所に。
物足りないなさの余韻。
信念を持って戦った英雄の話
圧政に立ち向かい、自由を目指して戦うウィリアム。
戦闘シーンのCGに頼らないリアルさは圧巻だった。
今作では、信念を持ち生きることの素晴らしさをウィリアムが体現していた。
しかし、そんなウィリアムを良く思わない、自由より命を選ぶスコットランドの貴族たちがいて、腹立たしくなった。特にブルースが裏切った時、ウィリアムの悲痛な表情は見ていて辛いものがあった。
ウィリアムが王女に誰もが死ぬが、本当に生きた人は少ないというセリフが印象的だった。
イングランドの下で理不尽な扱いを受け、生きていくことが本当に生きていると言えるのか?ウィリアムの信念の強さが強く伝わるセリフだった。
最後、ブルースがスコットランドの自由を勝ち取ったことがわかる。
死んだ後もウィリアムの信念がしっかりと伝わっていることが分かる良い終わり方だと思った。
勇者の条件
第68回アカデミー賞作品賞受賞作。
Huluで鑑賞(吹替)。
実在の英雄の生涯を、ダイナミックなアクション・シーンと魅力的な人間ドラマで描いた問答無用のスペクタクル超大作。
メル・ギブソンの演出力に裏打ちされた壮大な英雄譚に血湧き肉踊りました。たくさんのエキストラを動員した迫力の戦闘シーンが白眉。CG無しの本物感が堪らなく良かったです。
最期の瞬間まで信念を曲げなかったウォレスはまさに英雄だと思いました。彼の想いは様々な形で受け継がれ、志が永遠のものとなっていくラストがとても感動的でした。
※修正(2023/11/28)
期待値を上げすぎたかも?
素晴らしい
中世ものは大好きな映画です。見事なまでに迫力ある戦闘シーンとスコットランドの美しさを描いた超大作です。
どうしても最近のアメリカによる侵略戦争を、映画で描かれているイングランドに置き換えて見てしまいます。独立のため、自由を求めるため、圧政から逃れようとする平民たちの姿を生き生きと描いています。「独立」「自由」というと、アメリカ某大統領の言葉も思い出されますが、某大統領の言葉が偽善であることがはっきりはかりますね(笑)
一番印象に残るシーンはウォレスのあの言葉なのですが、イングランド皇太子妃との会話も捨てがたい!側近がフランス語で秘密の会話をしようとしたときに、「野蛮人にだって・・」とウォレスがフランス語で言い返す。皇太子妃も、この一見野蛮人に見えるのだが理知的でもあるウォレスに惹かれてしまったのでしょうね。(こういうのって憧れかもしれない。馬鹿を装って、実は頭がいいんだぞっ!って感じの・・)
マイナス点を挙げるのなら、ウォレスが裏切られても尚信じる貴族たち!何故信じてしまうのかを描き切れていない。大したことじゃないんだけど、ブルース卿も重要なんだし。。
時節にあった映画に成っていくのかもしれない
圧倒的な映像の迫力
中世の戦いがどうであったのかを、身体的な痛みを感じさせる見せ方はマッドマックスに通じるものがある
コナンザグレートでのクライマックスの戦いを大軍勢での戦いで見せたような具合だ
スパルタカスやローマ帝国の滅亡に於ける大軍団同士の戦闘シーンよりも迫力と迫真性がある
後年のグラディエーターの冒頭でのゲルマンの蛮族とローマ帝国の軍団との大戦闘シーンにも負けないどころか、リドリー・スコット監督は本作の戦闘シーンをまず下敷きにしたはずだ
大体戦闘シーンの分量からして全く違う
終盤の拷問に続く処刑シーンは露悪的ですらある
編集、構成、撮影といった部分で荒削りな部分はあるが、そんなものはこの映像の力にねじ伏せられてしまう
スコットランドの独立を勝ち取るのはもちろん武力だ
しかしブレイブハートの力がなければ剣の力は霧散していてた
21世紀のこれから迎えようとする困難な時代に日本が独立をまもれるのか
我々一人ひとりのブレイブハートが試される事になるのだろう
時節にあった映画に成っていくのかもしれない
この頃のメル・ギブソンは最高!
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