劇場公開日 2024年10月18日

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BLUE NOTE ハート・オブ・モダン・ジャズのレビュー・感想・評価

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4.0「真冬の昼のジャズ」は勘弁して…。

2024年12月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

 ともにドイツからのユダヤ系移民で幼馴染みのアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ。

 アメリカでジャズにのめり込んだアルフレッドはレコーディングに情熱を傾け、フランシスはカメラマンの素養で多くのアルバム・カバーを撮影(彼のカメラによる『クール・ストラッティン』のアルバム・ジャケットはアルフレッドの奥さんが足モ)。二人のケミストリーの成果であるブルーノートの思い出を多くの生き証人たちがそれぞれの立場で語り継ぐ。

 C・サンタナの「ジャズの三大要素は動物、人間、そして神性または光」はちょっと理解不能だが、ある高齢女性(名前忘れたゴメン)の「ジャズがアートだと移民が気付き、それをアメリカに教えた」という主旨には共感出来る。
 先頃上映された『Back to Black エイミーのすべて』はジャズと人種の関わりという観点が根本的に欠落しているせいで「タブロイド・ムービー」化していたが、本作は正反対。「ビバップは怒り」という発言にも納得。

 何より伝説の巨人たちのプレイは壮観。
シアターの高音質・大音量での感動は、自宅でのソフトや配信の観賞では獲られない感動。
 初めて聴いた時、女性の演奏とは思えなかった(誉め言葉です)大西順子のステージもカッコイイ。

『自分の道 欧州ジャズのゆくえ』同様、本作も名前の字幕表記にヘンなこだわりが(字幕監修のP・Bの仕業?! でも、タヴェルニエ監督は「モンク」と発音していたように聞こえたぞ)。
 言いたくないが、一部の人たちの主張を曲げないこの手のこだわりが「ジャズは取っ付きにくい」という世間一般の印象を醸成していると思う。

 京都シネマで観賞。

 会期1週間はやむを得ないとして、『自分の道…』と隔日で昼11:35からの上映というスケジュールは再考して欲しかった。
 集客を予想しての時間割り当てなのだろうけど、『自分の道…』はともかく、本作は平日の昼上映にも関わらず結構入ってたので、夜の時間帯ならもっと盛況だった筈だし、隔日にするにしても両作品とも同じ日に観られるプログラムにして貰いたかった。

 インタビューに登場してウルフの手腕を褒めてたW・クラクストンの『ジャズ・シーン』も一回劇場で観てみたい。

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TRINITY:The Righthanded Devil

4.0レジェンドたちの姿は必見‼︎

2024年12月7日
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鑑賞方法:映画館

ジャズの名門「BLUE NOTE」レーベルの設立から1990年代までを駆け足で俯瞰するドキュメンタリー。

マニアからすると尺が足りんし深みも足りないけど、レジェンドたちの動く姿が見れるだけでもありがたい。

ジャズ好きには観ないという選択肢はないだろう。

日本では1999年に公開されたということだけど、映画凍結期のため未見。嬉しい再映だった。

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エロくそチキン2

目新しい話がある訳ではないが

2024年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 アルフレッド・ライオンのプロデュース力のみならず、ヴァン・ゲルダ―の録音、フランシス・ウルフの写真、リード・マイルスのLPジャケット、全てがブルーノートの魅力だ。’97の作品だから、フレディ・ハバートもマックス・ローチもルー・ドナルドソンも皆生きている!大西順子さんも若い!

 ただ、サニー・ロリンズ、セロニアス・マンク、コルトレインと言う人名字幕は、原発音に近いとはいえ、素早く読まねばならない字幕では見慣れぬ読みは非常にノイズになった。

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La Strada

4.0レーベルの発祥、ドイツ系ユダヤの2人が、ナチス政権から避難したNY...

2024年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

レーベルの発祥、ドイツ系ユダヤの2人が、ナチス政権から避難したNYで立ちあげた、とか
埋もれた逸材の発掘とか、音選びも、ジャケ造りも、全てが独自で画期的だったとか、
貴重なお言葉が再確認できました。

米国では、黒人の音楽だと小馬鹿にされるものが
欧州では、客観的に評価される、
その評価のおかげで、米国側でも価値に気が付いた、とか。
やはり欧州から学ぶものは多いですね。米国よりも、歴史を重んじるように感じます。

かつての様々なライヴ名演奏も、もっと見たい感覚になりますね。

やけに男臭いなあと思うインタビューが続くかと思えば、そうではない大西順子さんの名演奏も出てきたり、見どころ豊富でした。

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woodstock