プリシラ(1994)のレビュー・感想・評価
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楽しい!
切なくて悲しくて、…でもあったかい。元気が出るし何より楽しい!!彼らのステージを一人の観客として堪能しました。立ち上がって歓声あげながら拍手してしまいました(自宅にて鑑賞)。また絶対行きたいわ~ライブ、って感じ。めちゃカッコいいです。オーストラリアの壮大な自然とずばらしい衣装、映像美がすごい。一度見たら記憶に残る。舞台版はまた更に凄いだろうな~~と。
ジョン・トラボルタの「サタデイナイトフィーバー」を見たとき、なんでこんなに有色人種ばっかり登場するんかな?と思って。治安悪い地域だから?当時ディスコに通う客層はカラードが多かったのか?それとも店によって客層が違うってだけ?とか。
今回の「プリシラ」や、「ヘドウィグアンドアングリーインチ」など見たときも、ディスコダンスナンバーって何でいつもゲイが登場するのかな?って。ちょっと不思議だったんだけど。
でも、先日TVでアメリカのサブカルチャー史をチラッと見たときに、やっと納得。80年代ってこんな時代で、ロックとおしゃれなディスコ文化の対立みたいなのがあって、それは根底に人種差別やマイノリティーへの差別などがあったんだよ~みたいな解説だった。なるほどね。
(詳細は覚えてないけど。間違ってたらごめんなさい)
人間生きるのは色々あってとにかくめんどくさいけど、彼らの悲しみや、逞しさ、毅然とした強さが美しくて。色んな生き方があって、色んな人生があっていいよね。
【”天皇星から来たらしき、色々な事情を抱えた強烈な色彩のオカマトリオ、”GO・WEST!”珍道中を描く作品。】
ー 当時の資料によると、バーニーを演じたテレンス・スタンプは今作の出演に対し、難色を示したという作品。”そりゃ、そーだ!”ー
・オーストラリアの広大な地を舞台に、3人のドラァグクイーン(バーニー&ミッチ(ヒューゴ・ウィーヴィング:この人が最もオカマらしさを出してきた気がする。歌舞伎町で見た気がするよ・・)&フェリシア(ガイ・ピアース)がオンボロバスの「プリシア号」でオカシナ旅する姿を描いたロードムービー。
・超有名だった(過去形)のミュージカルの映画化であるが、極彩色の3人のドラァグクイーンの衣装はインパクトがあるが、ミュージカルシーンの楽しさが少し欠けている気がするなあ・・。
<アバの楽曲を活かそうとしているのかもしれないが、なんとなーく、ミッチの久しぶりに会う妻や息子との対面シーンがメインになってしまった、本来のミュージカル映画としての楽しさが薄らいでいる気がした作品。
それは、テレンス・スタンプを筆頭に、メインキャスト3人が歌って躍るシーンが殆どなかったからであると思われる。
ヒットしたミュージカルを映画化するのであれば、衣装だけではなく、歌って躍れるキャスティングをお願いいたします・・。>
ABBAのう○こ
歳もまばらな三人のドラァグクイーンが繰り広げる珍道中なロードムービー。
テレンス・スタンプがこんな役を演じていたなんて、マダム感が強くてステージでの姿は気品があり可愛らしくも映る。
過酷で深刻になる状況より、常に楽しい場面を中心に、三人を微笑ましく見守れる心境に。
映画の中のドラァグクイーンは、心が綺麗で陽気に逞しく、何かを背負いながら生きる姿に哀愁が滲み出る美しさがある。
オーストラリアではゲイ、女装趣味は市民権を得られてないような。「...
オーストラリアではゲイ、女装趣味は市民権を得られてないような。「エイズ野郎は出て行け!」などとバスにペンキを塗られてしまった。
砂漠で立ち往生。暇になったけど、かなり通りかかる人々が多いんだな。思わずリハーサルを兼ねてみんなを喜ばせる3人。実際にこんな素敵な(?)ショーを見ることができたらなぁ。砂漠を中心としたオーストラリアの映像も綺麗だったし、衣装も自然には溶け込まないがすごく綺麗。
ロードムービーなので、そえぞれの過去の妻など、偶然にも出会うところなんかが軽くていいかも。エンドロールのワンカットは日本ファン向けか?
テレンス・スタンプの俳優の魔力
口パクショーのドラッグクイーン3人の大陸横断のロードムービー。ヒューゴ・ウィーヴィングとガイ・ピアースがこの映画出演を契機にアメリカ映画で活躍するようになった作品で納得の演技。しかし、やはりというか、テレンス・スタンプ55歳のドラッグクイーンの存在感が凄い。貫禄と憑依を備えて見事なものである。元々不思議な存在感で特異なスタンスにある異色男優だが、この作品でも安定した演技力を見せてくれる。
26歳の「コレクター」28歳の「血と怒りの河」「世にも怪奇な物語」「テオレマ」32歳の「ランボー」の頃の唯一無二の妖しさを、若さを失っても感じられる俳優としての魅力がある。このテレンス・スタンプの演技を観るだけでも価値がある。
キャストが最高!
"
ノリノリのガイピアース、にじみ出るいい人感ヒューゴ・ウィーヴィング、そしてそして本当に40年くらいゲイやってただろテレンス・スタンプ…。どんな感性もってたら、あの悲壮感出せるん…。子供の話にはウルウルしたし、ホモフォビアに対して成すすべなしな感じとかもリアルで響きました。お気に入りはガイピアースかな~あんなノリノリでゲイ演じてくれる人だとは思わなかったよ!好きだ!あと、映画史上最高であろうマンマ・ミーア、どこをとっても文句なし映画でした。"
複雑な立場
様々な名言が作中に出て来て、男でも女でもない複雑な立場で、傷つき、悩み、苦しみながら必死にもがき生きる3人に、感動しました。ガイピアースの能天気な性格やアカデミー賞衣装デザイン賞を取ったマイシーン変わる、色鮮やかな舞台衣装に、心が踊ります。
今の世はこのようなLGBTの方達が昔よりももっとたくさんいて、男、女、と完全に分けようとする古臭い考え方を全員が改め直すべきであると思います。
身も心も女のわたしには絶対にわかりっこない彼女らの心の悩みに少しは触れられたのかなと思います。
悩みんでいるときに観ると元気が出る映画です。
自分らしく生きるのは難しい
自分らしく生きるのは難しいことなんだと思いました。それでも自分らしく生きている彼らはとてもかっこいいと思ったし、その裏に繊細な面があることも描かれてあって、なんだか切なくなりました。
元気が出る
なんたって役者さんがお上手!!
歩き方から指の先まで本当に女性らしい。
ヒューゴ・ウィーヴィングはプリシラの印象が凄すぎて、マトリックスのエージェントスミス役でみた時の衝撃と言ったら…
衣装もステキで奇抜で(笑)
アバの曲を口パクで歌うのとか大好き!!
ちなみにハリウッドでリメイクされた『三人のエンジェル』は酷かった。。
パトリック・スウェイジとかモロに狙ってますって演技してて…
プリシラ観た後に観ない方が良いです。
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