プラトーンのレビュー・感想・評価
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経験者オリバー・ストーンの魂の訴え
「プラトーン」には、最後のシーンでチャーリー・シーン演じるクリスが語るように「この戦争を伝える」ことをカタチにした自身もベトナム帰還兵であるオリバー・ストーンの魂の訴えだ。 ベトナム戦争を通じて"戦争の狂気"を描いた名作は多いが"ベトナム戦争"を描いた作品は数少ない。 その中でも圧倒的なリアルさをほこるこの作品は際立った輝きを放っている。 オリバー・ストーンはアメリカの徴兵の仕方に憤りを感じベトナムへやって来た志願兵のクリスという人格を借りて観客を戦争の追体験へと誘う。 そこにドラマなど存在しない。 在るのは、体に虫がつきまとう湿った熱帯雨林であり、雨の中でも泥だらけになりながらするほふく前進であり、価値観の相違ということだけで仲間を殺す上官であり、非道に扱われる現地の人々であり、次々に死んでいく仲間達であり、極限の状態に人間性を喪失する自分であり、地獄のような場所でも変わらず輝く美しい星空である。 経験者と同じように体験し感じることは不可能である。 しかし、次世代の私達には「この戦争を知る」義務があると思う。
戦争の裏側
いやー、久しぶりに戦争映画を見ましたけど、良いですね。!! 最後のシーンはすごくすごく泣けますよ。!! なにせ、オリバー・ストーン監督自身がこの、ベトナム戦争を味わってここまで、来たわけですから、十分に苦しかったでしょう。 監督の伝えたかった気持ちが分かりますねー。 少し残酷ですが、ぜひ見てみてください。!!
人は何故戦うのか?
ベトナム戦争を題材にした秀作。 僕自身、この作品に出会うまでは、いわゆる「戦争物」の映画には興味が無かったんですが(あの「地獄の黙示録」ですら未見でした)、この「プラトーン」を観て、もの凄い衝撃を受けました。 ベトナム戦争の最前線に配置された部隊へとやって来た主人公の視点で語られる物語は、残酷なまでに客観的に戦争の惨さを炙り出していると思います。 人は、どうして戦いを止めないのか?考えさせられます。 いまだに忘れられない作品の一つです。
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