プラトーンのレビュー・感想・評価
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何回見ても面白い
最初は劇場で見て、DVDでも見て初めて地上波吹替えで見たところ今までで一番理解できたかもしれない。役者の顔も最近ようやく覚えられるようになってきたので、かなり見分けがついた。
ちょっと疲れるともうダメだなんて弱音を吐いてしまうのだが、ベトナム従軍兵は雨の中蟻に噛まれながら外で寝たりしないといけないし、思い荷物を運んだり、嫌なおっかない上官と一緒に行動しなければならない。それを思えば自分の日常なんて、仲間に撃たれる事もなく本当にどうってことないと思える。
泣きたくなったり死にたくなった時こそみるべき映画である。またそのうち見よう。
(追記)
午前十時で見た。多分4度目で、やっぱりとても面白かった。ウィレム・デフィーが悪者じゃない役だった。生死が紙一重感がすごかった。特に村長の奥さん、変に興奮しなければ死なずに済んだのに気の毒だった。
戦争映画No.1
経験者オリバー・ストーンの魂の訴え
「プラトーン」には、最後のシーンでチャーリー・シーン演じるクリスが語るように「この戦争を伝える」ことをカタチにした自身もベトナム帰還兵であるオリバー・ストーンの魂の訴えだ。
ベトナム戦争を通じて"戦争の狂気"を描いた名作は多いが"ベトナム戦争"を描いた作品は数少ない。
その中でも圧倒的なリアルさをほこるこの作品は際立った輝きを放っている。
オリバー・ストーンはアメリカの徴兵の仕方に憤りを感じベトナムへやって来た志願兵のクリスという人格を借りて観客を戦争の追体験へと誘う。
そこにドラマなど存在しない。
在るのは、体に虫がつきまとう湿った熱帯雨林であり、雨の中でも泥だらけになりながらするほふく前進であり、価値観の相違ということだけで仲間を殺す上官であり、非道に扱われる現地の人々であり、次々に死んでいく仲間達であり、極限の状態に人間性を喪失する自分であり、地獄のような場所でも変わらず輝く美しい星空である。
経験者と同じように体験し感じることは不可能である。
しかし、次世代の私達には「この戦争を知る」義務があると思う。
戦争の裏側
人は何故戦うのか?
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