「令和で初見」プラトーン 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
令和で初見
恥ずかしながら令和になって初めて今作を観ました。
戦争映画が苦手な自分にとって、
名作「プラトーン」はリアルでエグい戦争映画だと
敬遠してたけど、
バーンズとエイリアスの確執を軸に
とてもエンタテインメントしてて観やすかった。
当時はリアルだったのかもしれないけど、
今観ると丁度良い戦闘シーンだった。
高校の時に観た「プライベートライアン」は
テーマが何だったか思い出せず、
エグ過ぎるという記憶しか残ってない。
その点プラトーンは疑心暗鬼と不安と恐怖、
戦争の正義なんてどこにもない
と言うのがよく分かった。
ジャケットにもなってる絵はてっきり
チャーリーシーンかと思ってたら、
ウィリアム・デフォーで驚いたし、
めちゃカッコ良かった。
ベトナム戦争下ではバーンズの方が正しいような
気もした。
狂ってる。
当時は戦争後の兵隊のPTSDなんて知られてなかった
と思うのだけど、
今観ると、この後主人公がモノローグのように
正しい人生を送ったように思えないのが、
なんとも悲しかった。
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