「私は私自身の為に踊る」フラッシュダンス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
私は私自身の為に踊る
主演ジェニファー・ビールスの美しくしなやかな肢体、繰り出されるアクロバティックなダンス、テーマソングと共に一世風靡した、1983年の青春サクセス・ムービー。
故ドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマー、後に大ヒット作を次々放つプロデューサーコンビの初タッグ作でもある。
ストーリーは他愛ない。時折、音楽や映像センスだけが目立つ箇所もある。
が、女性が男と同じ溶接の仕事をし、自分の夢に向かって突き進む。女性の社会進出を描いていたとも言える。
王道ストーリー、スタイリッシュな映像、マッチする音楽…MTVセンスはこのプロデューサーコンビの原点。
ジェニファー・ビールスが本当に魅力的。美しいとかセクシーとか可愛いとかじゃなく、カッコよさが溢れる。
残念ながらその後映画ではヒット作に恵まれなかったが、この一本だけでも間違いなく彼女の姿はスクリーンに刻まれた。
クライマックス。
アレックスはオーディションに望む。
貧しい暮らし、恋人との関係や友人の死を乗り越えて。
自分のダンスがどんなに異端でも、何物にも縛られず、私は踊る。私自身の為に。
自信に満ち溢れ、自分の全てをぶつけたそのダンスと姿に、胸がすく。
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ウィリーさんのコメント
2022年4月15日
残念ですが、ダンスシーンの殆んどが実はジェニファー本人ではないの知ってましたか?
ダンスシーンになると、顔が撮されて無いこと証拠です。
それでもとても良い映画ですよね。
みかずきさんのコメント
2022年3月15日
こんばんは。近大さん。
みかずきです。
この映画、良いですね。
何といっても、ラストのオーディションでのダンスは圧巻でした。
心打たれます。
ミュージカル映画ではありませんが、歌とダンスが忘れられない作品です。
では、また共感作で。
-以上-