「クイーン,クイーン!、クイーン‼︎」フラッシュ・ゴードン シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
クイーン,クイーン!、クイーン‼︎
いきなりサビをぶつけてくるクイーンのテーマ曲、それだけの映画です。お話しはマンガそのもので、特撮もチープな模型とマットペインティング、これまたチープなセット撮影、合成も輪郭がバレバレの粗さと、とても『スターウォーズ帝国の逆襲』と同じ時代に作られたとは思えないレベルです。製作者は大作主義のディノ・デ・ラウレンティスだからお金がないわけでなく、作り手はあえて確信犯でやっているんだと思います。そう思えば、このチープさを笑いながら楽しむのがいいかも。役者では、中国の皇帝みたいな悪役のマックス・フォン・シドーのインパクトに勝るもの無し。スウェーデンの国宝とも言える名優の懐の深さにビックリです。
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