ブラック・ウィドーのレビュー・感想・評価
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観たかった度◎鑑賞後の満足度○ テブラ・ウィンガーとテレサ・ラッセルの顔合わせが全て。私にとっての『ブラック・ウィドー』はマーベル物の方ではなく此方。
①デブラ・ウィンガーが好きなので公開時観たかったが観れず。
36年経ってやっと観れた。
②悪女物・ミステリー物・サスペンス物としては少し弱い。
前半は好調だが後半舞台がハワイに移ってからはやや平板になる。
③デブラ・ウィンガーとテレサ・ラッセルの顔合わせ以外他に殆ど見処がない娯楽映画だが、今の映画では絶滅したように思う“女優を観せる”映画の最後の残り香のよう。
④テレサ・ラッセルは正にはまり役と言えるが、彼女が殺人を続ける動機が結局分からないのは、本作のミステリーとしての魅力というより弱点になっているように思う。
⑤テブラ・ウィンガーは前半の有能なキャリアウーマンぶりは如何にも彼女らしく魅力的だが、後半何となく“恋する女”っぽくなるとその魅力が薄れてしまう。
特に相手がテレサ・ラッセルではそうならざるを得ないか…
が、それがこの映画が仕掛けた罠ということが最後に分かるのだ。
好敵手
女としてのスキルが高い、そして頭も良い
謎の女(テレサ・ラッセル)は 男の好みを察知し、
網を張り、仕留める (財産を奪い、殺す)
情は交わすが、愛は無い
肉厚な ラッセルの体は、
確かに「ブラック・ウィドー」を連想させる
(モンローとかの 肉感とは、全然違う… )
胸も あんまり、ない…
なのに 何故か、セクシー
肉の魅力だろうか
(スタイルの良い ウィンガーが、貧相にも見える)
同性として 見てて面白いのは、この女が 相手によって 仕様をどんどん、変えてゆくところである
司法省の職員アレックス(ウィンガー)は 仕事熱心でズタボロだし、女としてのスキルは この女に比べると、かなり低い
(彼女の魅力は 全く別のところにある)
女が 獲物(男)をアレックスの方へ押しやり、いい感じになったところを 奪い返し、「女としての優位性」を見せつける処は とても残酷
そして 男もろとも、潰してしまおうとする
男に網を張り続けた女に 更に大きな罠(網)を仕掛けるアレックス
(二人とも、ハンターなのね)
闘いを挑んでゆくアレックスに、共感しながら、
テレサ姐さんの ド迫力に 圧倒されました
「ブラック・ウィドー」は「好敵手」しか認めないのでしょう
まさに、戦闘仕様 (獰猛です)
この映画は 男性には、あまり面白くないかもしれません
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